新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者でインプラント】更年期におけるインプラント治療の注意点と対策

多くの女性は、50歳前後で月経が止まる閉経を迎えます。
こちらの閉経を挟んだ前後5年の約10年間を更年期といいます。
また更年期の方がインプラント治療を受ける際は、いくつか注意すべきことがあります。
今回は注意すべき点の内容と、具体的な対策について解説します。

口内環境の悪化

更年期を迎えた女性は、主にホルモンバランスの影響により、口内環境が悪化しやすいです。
具体的には歯周病やドライマウスのリスクが高まります。

歯周病が進行している場合、まず歯科クリニックで歯石除去などの治療を受けます。
ドライマウスの症状が出ているときは、マウスウォッシュや保湿ジェルの使用などにより、唾液の分泌量を増やします。
これらの対策を取ることで、インプラント治療を受けられる可能性があります。

ちなみに、更年期の方は骨密度の低下により、顎の骨が薄くなることも考えられます。
こういったケースでも、骨移植を行うことができれば、インプラント治療は適用されます。

コラーゲンの減少

更年期の方は、エストロゲンという女性ホルモンの一種が減少することにより、体内のコラーゲンも減少します。

また歯茎はコラーゲンの占める割合が多いため、減少すると弾力がなくなり、下がりやすくなる傾向にあります。
インプラント治療を受けた後、歯茎が下がると人工歯根が見えてしまったり、インプラント周囲炎のリスクが高まったりするおそれがあります。
そのため、なるべくコラーゲンを増やすことを心掛けましょう。

具体的な方法としては、ビタミンCを積極的に摂取することが挙げられます。
ビタミンCには、コラーゲンの合成を助ける効果があります。

免疫力の低下

免疫力の低下も、更年期の女性にはよく見られる症状です。
また免疫力の低下は、スムーズなインプラント治療を阻害する要因になります。

例えばインプラント治療後の傷がなかなか治らなかったり、治療箇所の感染リスクが高まったりすることが考えられます。

こちらは栄養バランスの良い食事を摂り、回復力や免疫力を高めることで対処しましょう。
また無理のないスケジュールで治療を進めることや、ストレスを溜めず、十分な睡眠を取ることなども大事です。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・更年期の女性は口内環境が悪化しやすいため、インプラント治療を受ける前に治療に適した口内環境にすべき
・更年期の方はコラーゲンが減少し、歯茎が下がってインプラントの人工歯根が見えてしまう可能性がある
・免疫力が低下する更年期のインプラント治療では、栄養バランスや無理のないスケジュール管理が大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。