歯周病は、歯茎の腫れや出血だけでなく、他にもさまざまな症状を引き起こすことで知られています。
例えば口内のネバツキや口臭、歯茎からの膿などは、すべて歯周病が原因の可能性があります。
また歯周病は、排尿の回数が増える頻尿とも関係があるとされています。
今回はこちらの関係について解説します。
歯周病と頻尿の関係
歯周病と頻尿の関係を知るには、まず歯周病と糖尿病の関係を知る必要があります。
歯周病は、糖尿病における第6の合併症とも呼ばれていて、これらの疾患は相互に悪影響を及ぼすことで有名です。
歯周病の炎症によって体内で生成される炎症性物質が血流に入り、インスリンの働きを妨げ、血糖値を上昇させます。
また高血糖状態が続くと、喉の渇きや多尿・頻尿といった糖尿病の典型的な症状が現れます。
さらに、糖尿病が悪化すると免疫力が低下し、歯周病もさらに悪化するという悪循環に陥ります。
ちなみに頻尿のデメリットとしては、トイレの不安から外出をためらったり、集中力が低下したりすることが挙げられます。
その他、人に相談しにくいことから、我慢してしまうことで精神的なストレスが増加することもあります。
その他の関連について
歯周病による慢性的な炎症は、腎臓に負担をかけ、腎機能を低下させることが報告されています。
腎機能が低下すると、体内の水分バランスや排尿機能に影響が出ることがあり、こちらが頻尿を引き起こす可能性があります。
また一部の研究では、歯周病が前立腺の問題や過活動膀胱といった尿路症状と関連する可能性が示唆されています。
これらは、全身の慢性炎症を介していると考えられます。
頻尿が見られる場合の対処法について
頻尿は糖尿病や腎臓病、膀胱炎や前立腺肥大症など、さまざまな疾患のサインである可能性があります。
そのため、頻尿の症状がある場合はまず泌尿器科や内科を受診し、正確な診断を受けることが重要です。
また歯茎からの出血や口臭、歯のぐらつきなど、歯周病の自覚症状がある場合は、歯科クリニックで適切な治療やメンテナンスを受けることが全身の健康管理につながります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下の通りです。
・歯周病によって糖尿病を併発すると、喉の渇きや多尿・頻尿といった症状が現れる
・頻尿になるとトイレの不安から外出をためらったり、集中力が低下したりすることがある
・歯周病は腎機能を低下させ、排尿機能に悪影響を及ぼす可能性がある
・頻尿の症状がある場合はまず泌尿器科や内科を受診し、正確な診断を受けることが重要
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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