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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病と骨粗しょう症の関係性ついて

歯周病自体は、歯周病菌への感染によって単独で発症する疾患ですが、他の疾患を併発しやすいことで知られています。
具体的には糖尿病や呼吸器疾患のほか、骨粗しょう症を併発することが考えられます。
今回は、骨粗しょう症の概要と、歯周病・骨粗しょう症の関係性などについて解説します。

骨粗しょう症の概要

骨粗しょう症は、骨の密度が低下し、骨の質が悪化することで骨折のリスクが高まる疾患です。
簡単に言うと、骨が中身のないスカスカの状態になってしまい、脆く弱くなるというものです。

健康な骨は、断面を見たときに空洞の部分が少なく中身が詰まっていますが、骨粗しょう症の骨は空洞部分が大きくなっています。

ちなみに骨粗しょう症の方は少し躓いただけで骨折したり、ひどい場合には勢い良く座ったとき、くしゃみをしたときに骨折したりすることもあります。

歯周病と骨粗しょう症の関係性

歯周病を発症し、歯がグラグラになったり歯を失ったりすると、しっかりものを噛むことができません。
そのため、食べ物の消化吸収が悪くなります。

また、それにより食事から得られるカルシウムやビタミンDなどの栄養素が不足すると、骨粗しょう症は悪化します。

さらに歯周病が引き起こす炎症により、骨を溶かす破骨細胞というものが活性化されると、骨粗しょう症の進行が加速します。

ちなみに、骨粗しょう症が歯周病を引き起こすというケースもあります。
身体全体の骨がスカスカになれば、歯や顎の下の骨も当然同じような状態になります。

歯周病と骨粗しょう症の予防法

歯周病と骨粗しょう症については、相互に関係していることを理解し、両方同時に予防しなければいけません。

歯周病予防の方法としては、日々の口内ケアや定期検診、歯石除去などが挙げられます。
歯周病の直接的な原因はプラークや歯石であるため、これらを徹底的に取り除くための対策が必要です。

また骨粗しょう症については、カルシウムやビタミンDの摂取、適度な運動や飲酒・喫煙の制限などによって予防すべきです。
運動は骨に適度な刺激を与えますし、飲酒や喫煙の制限は骨密度の低下防止、カルシウムの吸収率向上につながります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・骨粗しょう症は骨の密度が低下し、骨の質が悪化することで骨折のリスクが高まる病気
・歯周病になると栄養素の摂取効率が悪くなり、骨粗しょう症が悪化する
・歯周病が引き起こす炎症により破骨細胞が活性化されると、骨粗しょう症の進行が加速する
・骨粗しょう症によって歯や顎の骨がスカスカになり、歯周病を発症するケースもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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