虫歯を予防するためには、ブラッシングだけでなく食べ物の内容にも気を遣わなければいけません。
また予防歯科効果のある食べ物には、カボチャやニンジン、ピーマンなどの野菜も多く含まれますが、野菜嫌いの方はこれらを摂取するのが大変です。
今回は、野菜嫌いの方におすすめしたい予防歯科効果のある食べ物を紹介します。
〇卵
野菜嫌いの方におすすめする予防歯科効果のある食べ物としては、まず卵が挙げられます。
朝昼晩、どのタイミングでも採り入れやすい卵には、ビタミンAが含まれています。
こちらは、歯の表面のエナメル叢を形成する際に必要な栄養素で、特に卵黄に多く含まれています。
ちなみに卵は生食にも向いている食品ですが、予防歯科を意識するのであれば、なるべく炒めものなど火を通して食べるようにしましょう。
ビタミンAは油に溶けやすく、火を通した方が効率的に摂取できるからです。
〇海苔
野菜が苦手で摂取できない方には、海苔を食べることもおすすめです。
海苔は代表的な海藻の一種で、歯質を強化するカルシウム、フッ素などの成分が含まれています。
これらの成分が歯に作用すると、虫歯菌を寄せ付けにくくなり、大きな予防歯科効果が得られます。
またフッ素は口内で酸が生成されるのを防止したり、抗菌作用を発揮したり、再石灰化を促したりします。
そのため、まだ完全に穴が開いていない初期虫歯の場合、ブラッシングをしつつ海苔を摂取するだけで虫歯が完治する可能性もあります。
ちなみに、海藻は全般的にカルシウムが豊富なため、できれば海苔以外も摂取しましょう。
〇ヨーグルト
野菜が苦手な方は、予防歯科効果のある食品としてヨーグルトを摂取するべきです。
ヨーグルトは、歯をつくるカルシウムだけでなく、乳酸菌も豊富な食品です。
乳酸菌は、人の身体に対して良い働きをする善玉菌であり、こちらを摂取すれば虫歯菌をはじめとする悪玉菌の繁殖を抑えられます。
特に、乳酸菌LS-1やL8020は悪玉菌に大きな抑制効果を発揮するため、これらが含まれるヨーグルトを積極的に選びましょう。
ただし無糖のプレーンヨーグルト以外を選ぶと、砂糖によって虫歯リスクが上がってしまうため、注意が必要です。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・卵には、歯のエナメル質を形成するビタミンAが含まれている
・ビタミンAは油に溶けやすいため、なるべく火を通した方が効率的に摂取できる
・海苔には歯質を強化するカルシウム、フッ素などの成分が含まれている
・ヨーグルトに含まれる乳酸菌を摂取すれば、虫歯菌などの悪玉菌の繁殖を抑えられる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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