新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口呼吸を放置することによる意外なデメリット

口腔機能発達不全症の子どもには、口呼吸をしているケースが多く見られます。

こちらは、主にアレルギー性鼻炎や歯並び・顎の形の異常、口唇閉鎖力(唇を閉じる力)が弱いことなどで起こる症状です。

今回は、子どもの口呼吸を放置することの意外なデメリットについて解説します。

〇睡眠の質が下がる

子どもの口呼吸を放置することの意外なデメリットとしては、まず睡眠の質が下がることが挙げられます。

こちらは、舌の位置が変わることが理由です。

口呼吸を放置すると、子どもの舌の位置は鼻呼吸の場合より後方へ行ってしまいます。

それによって気道が狭くなってしまい、いびきをかきやすくなります。

いびきをかくと睡眠の質が悪くなるため、たっぷり睡眠時間を取っているにもかかわらず、疲れを感じることがあります。

このとき、いびきとともに睡眠時無呼吸症候群の症状が出ることも考えられます。

さらに子どもの場合、本来睡眠時に分泌される成長ホルモンや抗利尿ホルモンの分泌が弱くなるため、成長障害やオネショ(夜尿症)につながります。

〇面長になる

面長になることも、子どもの口呼吸を放置する意外なデメリットです。

こちらは、重力によって骨が下方向に成長することが理由です。

鼻で呼吸をしている場合、鼻腔や副鼻腔などの鼻の空洞に空気抵抗や圧力がかかるため、鼻の周りの骨や頬の骨が前方へと成長していきます。

しかし常に口呼吸をしている状態だと、重力によって骨が前にはなく下方向に成長し、面長になってしまうことがあります。

また、骨が下方に大きく成長すると、笑ったときに歯茎がたくさん見えすぎてしまうガミースマイルのリスクも高まります。

〇集中力が低下する

子どもの口呼吸を放置する意外なデメリットとしては、集中力が低下することも挙げられます。

なぜなら、口呼吸と鼻呼吸とでは、酸素の供給力が異なるからです。

口呼吸は鼻呼吸に比べて、体内への酸素供給力が低下すると言われています。

また、脳への酸素不足を招くと、集中力の低下や身体の疲れなどにつながります。

そのため、口呼吸の子どもは、授業などの内容があまり頭に入ってこない可能性が高まります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どもの口呼吸を放置すると舌の位置が後ろに下がり、いびきをかきやすくなる

・いびきや睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質を低下させる原因になる

・口呼吸によって骨が下方向に成長し、面長になる可能性がある

・口呼吸は酸素の供給量が減り、集中力が低下する原因になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症対策となるうがいについて

子どもの口腔機能発達不全症は、生活に支障をきたすだけでなく、将来別の病気につながるリスクもあります。

そのため、早めの対策が肝心です。

また、口腔機能発達不全症の対策の一つに、うがいが挙げられます。

今回は、うがいの方法や効果、教えるときの注意点を解説します。

〇口腔機能発達不全症を改善するうがいの方法

口腔機能発達不全症対策としてのうがいは、3歳頃から始めることができます。

方法としては、まず口の中に水を溜めて、数秒間そのままキープしてから吐き出します。

このとき、途中で口から水がこぼれないように注意してください。

また、口の中にしっかりと水を溜められるようになったら、ブクブクうがいをしましょう。

ブクブクうがいも上手にできるようになったら、水を溜めて上を向き、ガラガラうがいを行います。

さらにガラガラうがいを途中で止めて、鼻で3回呼吸することにより、口腔機能発達不全症の改善効果が高まります。

〇トレーニングとしてのうがいの効果について

うがいの中でも特にブクブクうがいは、口や頬、舌や顎周りなど多くの筋肉を使用します。

これらの筋肉を意識して動かすことは、噛む機能や飲み込む機能の維持または向上につながるため、口腔機能発達不全症の対策としては非常におすすめです。

また、うがいは口呼吸の対策にもなります。

口がポカンと開き、口で呼吸してしまうのは、口周りの口輪筋という筋肉が弱いことが原因の一つです。

トレーニングとしてうがいを行うことで口周りの筋肉が鍛えられ、自然に口が閉じられるようになり、鼻呼吸につながります。

〇うがいの仕方を教えるときの注意点

親御さんが上記のうがいの仕方について子どもに襲えるとき、言葉ではなかなか伝えにくいです。

特に相手が幼児の場合、うまくできなくてイライラすることもあるかもしれません。

だからといって、「早くうがいをしなさい」「うがいをしないと病気になるよ」などと命令・脅し口調でってはいけません。

うまくできないことを叱ると子どもは反抗してしまい、うがいをするのが嫌になってしまいます。

うがいの習慣は続けることでコツを掴み、徐々にできるようになるため、親御さんは根気よく丁寧に教えましょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔機能発達不全症対策としてのうがいは、まず口に水を溜め、数秒間キープして吐き出すところから始める

・慣れてきたらブクブクうがい、ガラガラうがいを順番に行う

・正しいうがいは噛む機能や飲み込む機能の維持、口呼吸の改善などにつながる

・子どもがうがいをうまくできなくても、親御さんは強く叱ってはいけない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】舌小帯短縮症の症状や治療法について

子どもに見られる口周りの機能不全を総称したものが、口腔機能発達不全症です。

また、口腔機能発達不全症の子どもに見られる問題の一つに、舌小帯短縮症というものがあります。

こちらは、呼吸や食事、発音など多くの行動に影響を及ぼします。

今回は、舌小帯短縮症の概要や症状、治療法などについて解説します。

〇舌小帯短縮症の概要

舌小帯は、舌の裏側に付いているヒダのことをいいます。

このヒダが短かったり、舌の先端についていたりする状態を舌小帯短縮症といいます。

また、舌小帯短縮症の程度は、舌の先をどれだけ持ち上げられるかによって変わってきます。

口を大きく開けたとき、口の大きさの1/2以上開けられる場合は、軽度と判断されます。

1/2以下の場合は中程度、舌が下顎の歯よりも上がらないもしくはまったく上がらない場合は重度と判定します。

〇舌小帯短縮症の症状

赤ちゃんが舌小帯短縮症を発症している場合、乳房への吸いつきが浅かったり、お乳を吸ったまま眠ってしまったりすることがあります(眠り飲み)。

また哺乳量が不十分なことから体重が増えなかったり、舌で吸えないことから、お母さんが乳首を噛まれたりする可能性もあります。

さらに小児全般の症状としては、舌先がハート型になる、発音が不明瞭になるといったことも挙げられます。

舌小帯短縮症の場合、舌先が歯茎に固定され、舌を出したときに先がハートのような形に見えることがあります。

そして、舌先を使うサ行やタ行、ラ行などが発音しにくくなります。

ちなみに食事の不便な点としては、舌を長く出せないため、アイスクリームなどが食べられないことが考えられます。

〇舌小帯短縮症の治療法

1歳未満の赤ちゃんの場合、表面麻酔を塗布して舌小帯を切開する手術を行います。

手術の所要時間は数分であり、ガーゼによる圧迫で止血できるため、傷口を縫合する必要はありません。

また、1歳以上の場合は、全身麻酔による切除術を適用することがあります。

全身麻酔の場合は数日の入院が必要ですが、吸収糸で縫合するため、抜歯は行いません。

なお発音に問題がある場合は、手術後傷が治ってから、言語聴覚士によるリハビリテーションを受けることもあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・舌小帯短縮症は、舌の裏側にあるヒダが短かったり、舌の先端についていたりする状態

・赤ちゃんが舌小帯短縮症を発症している場合、哺乳に悪影響を及ぼすことがある

・舌小帯短縮症によって舌先がハート型になったり、発音が不明瞭になったりすることもある

・舌小帯短縮症の治療内容は、1歳未満か1歳以上かによって異なる

今回の記事のポイントは以下になります。

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】子どものいびきにおける原因やデメリット

口腔機能発達不全症の子どもには、さまざまな口周りの機能障害やトラブルが生じます。

その一つがいびきであり、こちらは大人のいびきとはまったくの別物と言っても過言ではありません。

今回は、子どものいびきにおける主な原因やデメリット、治療法などについて解説します。

〇子どものいびきの主な原因

子どものいびきの原因は、そのほとんどが扁桃腺やアデノイドの肥大、アレルギー性鼻炎です。

大人の一般的ないびきの原因となる、肥満による気道の圧迫はほとんどありません。

もちろん、飲酒による筋肉の弛緩も考えられません。

扁桃腺は下の付け根の両側にある口蓋扁桃と呼ばれる組織であり、アデノイドは鼻の奥の突き当りにある、リンパ組織が集まったものです。

これらが肥大して気道が圧迫されると、子どもはいびきをかきやすくなります。

また、アレルギー性鼻炎によって鼻づまりを起こし、口呼吸をしているためにいびきをかくケースもあります。

〇子どものいびきにおけるデメリット

子どものいびきを放置していると、成長を妨げる可能性があります。

なぜなら、成長ホルモンの分泌量が減るからです。

子どもの身体は、成長ホルモンが分泌されることで成長していきます。

成長ホルモンは夜間眠りが深いときにもっとも分泌されますが、いびきをかいていると睡眠が妨げられ、分泌量が減少します。

またいびきによって睡眠不足になると、集中力が低下し、学童期の子どもは成績が落ちる可能性もあります。

中には授業中に眠ってしまう子どもや、理解力が追い付かず授業の内容が頭に入ってこない子どももいます。

〇子どものいびきにおける主な治療法

子どものいびきの治療法には、手術治療と保存的治療があります。

扁桃腺やアデノイドの肥大により、気道を遮断している場合は、手術治療が第一選択となります。

具体的には、アドノイドの切除や扁桃腺の摘出手術を行います。

ただし、こちらの手術は全身麻酔下で行うケースがほとんどで、入院期間もあります。

また保存的療法としては、アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大に対して抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬などが処方されます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どものいびきの原因は、ほとんどが扁桃腺やアデノイドの肥大、アレルギー性鼻炎

・子どものいびきを放置すると成長ホルモンが減少し、身体の成長を妨げることがある

・いびきによって睡眠不足になると集中力が低下し、成績が落ちる可能性もある

・子どものいびきの治療法には手術治療と保存的治療がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症の子どもに見られる”お口ポカン”とは?

食べる機能や話す機能、その他の口腔機能が十分に発達できていない子どもは、口腔機能発達不全症に該当します。

また、こちらの疾患でよく見られる症状に“お口ポカン”というものがあります。

今回は、お口ポカンの概要やデメリット、主な改善方法について解説します。

〇お口ポカンの概要

お口ポカンとは、その名の通りいつも口が開いた状態になることをいいます。

名前だけだと少しかわいい聞こえ方をしますが、こちらは医学用語で口腔閉鎖不全といい、れっきとした口腔機能発達不全症における症状の一つです。

また、お口ポカンの原因としては、口周りの筋肉や舌の位置の不具合などが挙げられます。

口周りの筋肉が弱かったり、舌の位置が正しい位置になかったりすると、口を閉じることができません。

〇お口ポカンのデメリット

お口ポカンでは舌が下方に位置していて、上の歯列の拡大に寄与しないため、上顎歯列の狭窄という症状が現れます。

その結果、前歯が前方に飛び出したり、スペース不足によって歯並びがガタガタになったりします。

また、上顎歯列の狭窄により、顎の骨の発育が遅れる可能性もあります。

さらに、お口ポカンは口周りだけでなく、全身にも悪影響を与えます。

例えば、常に口が開いていることから、風邪などの病原菌を取り込みやすくなります。

その他、口内が乾燥することにより、虫歯や歯周病のリスクが高くなることもデメリットです。

〇お口ポカンの主な改善方法

口腔機能発達不全症の子どもに見られるお口ポカンは、口周りのトレーニングによって改善できる可能性があります。

代表的なトレーニングとしては、MFTやあいうべ体操が挙げられます。

MFTは、自宅でも簡単にできる口周りの筋肉のトレーニングです。

こちらは、取り外し式のマウスピース型矯正装置を使用しながら行うことで、より効果が出やすくなります。

また、あいうべ体操は「あー」「いー」「うー」「べー」の口をして、口周りの筋肉を鍛える体操です。

10回を1セットとし、1日3セットを目安として毎日続けることで、お口ポカンの改善が期待できます。

子どもでも、親御さんと一緒に楽しみながら取り組みやすい方法です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・お口ポカンはいつも口が開いた状態になる症状で、口腔閉鎖不全とも呼ばれる

・お口ポカンは、口周りの筋肉や舌の位置の不具合などが原因で生じる

・お口ポカンは歯並びや顎の骨の成長を悪化させ、虫歯や歯周病のリスクも高める

・お口ポカンの改善方法としては、MFTやあいうべ体操が挙げられる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】自宅でできる口腔機能発達不全症対策

口腔機能発達不全症は、子どもに見られる疾患の一つで、食べる・話す・呼吸するといった行動において問題が生じるというものです。

また、口腔機能発達不全症は歯科クリニックでの治療で改善できますが、セルフケアを行うことも可能です。

今回は、自宅できる口腔機能発達不全症対策について解説します。

〇正しい姿勢で座る

正しい姿勢で座ることは、口腔機能発達不全症の予防や対策につながります。

間違った姿勢でいると、食べ物がしっかり噛めなかったり、口呼吸になりやすかったりするからです。

正しい姿勢で座るには、まず背筋をピンと伸ばします。

このとき、腰と膝の角度が直角になっていることが重要です。

そして肘を直角に曲げた際に、肘とテーブルが同じ高さになるよう、座面の高さを調整しましょう。

座面については、お尻から膝裏までしっかりあることが大切です。

また、そのまま真っ直ぐ垂直に足を下ろしたところに足台を用意しましょう。

〇食事内容を工夫する

子どもの口腔機能発達不全症を予防・改善するには、食事内容を工夫することも大切です。

具体的には、なるべく噛む回数が多いものを食べ与えましょう。

アーモンドフィッシュや野菜スティックなどは、咀嚼回数が増える上に栄養価の高い食べ物であるため、積極的に食べ与えるべきです。

また、食べ物の調理方法を工夫することでも、咀嚼回数は増やすことができます。

例えば、生のリンゴを少し大きめに切るだけでも、噛む回数が増えて顎の発達につながります。

煮物などでニンジンや大根といった野菜を使うときは、加熱しすぎず、少し硬さを残してあげるのも良いでしょう。

〇風船ガムを使ったトレーニング

風船ガムを使ったトレーニングも、口腔機能発達不全症におけるセルフケアの一つです。

まずガムがやわらかくなるまでよく噛み、平らに伸ばしたガムを歯の裏にくっつけます。

その後、上の歯と下の歯を少し開けながらガムの中に舌を入れ、膨らます準備をします。

そのまま息をゆっくり吹き込めば、風船ガムが膨らみます。

また風船ガムだけでなく、シャボン玉を使用することでも、楽しく口周りの運動ができます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・正しい姿勢で座ることにより、食べ物をしっかり噛んだり、口呼吸を防止したりすることにつながる

・子どもの食事では、なるべく咀嚼回数が多いものを食べ与えるべき

・調理の仕方も工夫することで咀嚼回数が増える

・風船ガムを使ったトレーニングでは、楽しく口周りの運動をすることができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症の治療法”MFT”とは?

食べる・飲み込む・話す・呼吸するといった口の機能の発達に、何らかの異常が生じる病気が口腔機能発達不全症です。

こちらは、すべての子どもに発症のリスクがある病気ですが、治療を受ければある程度改善が見込めます。

今回は、口腔機能発達不全症の治療法である“MFT”について解説します。

〇MFTとは?

MFTは口腔筋機能療法とも呼ばれるもので、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する訓練法です。

歯並びに関係している舌・唇・頬などの口腔周囲筋について、正常な環境に整えることを目的としています。

口の外側には唇や頬、内側には舌があります。

いつも唇が開いていたり、舌が口からはみ出したりしていると、筋肉の圧力によって歯が望ましくない方向に移動します。

また歯の矯正治療を行っても、筋肉からの圧力がそのままの状態だと、歯が元の位置に戻ってしまいます。

MFTは、これらを防ぐために必要な治療です。

〇MFTの種類について

歯科クリニックで実施されるMFTの方法には、主に以下のようなものがあります。

・スポット
・ティップ
・ホッピング
・サッキング
・ボタントレーニング など

スポットは舌を正しい位置に誘導する方法であり、ティップは舌をとがらせることで、舌先の力をつけるトレーニングです。

またホッピングは舌を持ち上げて力をつけるのが目的で、サッキングは舌の横の部分の筋肉を強化し、食べ物を正しく飲み込めるようにする目的があります。

さらにボタントレーニングは、紐を通したボタンを使用し、唇の周囲にある筋肉を強化するというものです。

〇MFTの注意点

口腔機能発達不全症の治療法であるMFTは、必ず歯科クリニックの指導のもとで行わなければいけません。

自己流で行うと、かえって歯並びや口腔機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、MFTは短時間で終了するトレーニングではありません。

個人差はありますが、基本的には数年間かけてトレーニングを行うことが大切です。

ちなみに、子どもにMFTを実施させる親御さんは、MFTの必要性について子どもに理解してもらう必要があります。

子どもが理解できていないにもかかわらず、トレーニングを行おうとしても、スムーズに進まないでしょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・MFTは口腔筋機能療法とも呼ばれるもので、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する訓練法

・MFTにはスポットやティップ、ホッピングやサッキングなどの方法がある

・自己流でMFTを行うと、かえって口腔機能発達不全症が悪化する可能性がある

・親御さんは、子どもにMFTの大切さを理解させることが大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症の”呼吸機能不全”について

口腔機能発達不全症を発症した子どもは、食事をしたり、会話をしたりといった行動において不具合が生じます。

また、場合によっては呼吸に問題が生じることもあり、こちらも快適な日常生活を妨げる原因の一つです。

今回は、口腔機能発達不全症の“呼吸機能不全”について解説します。

〇呼吸機能不全とは?

口腔機能発達不全症における呼吸機能不全とは、一般的には口呼吸が該当します。

人間にとって適切な呼吸方法は、本来鼻呼吸です。

吸った息が鼻腔を通過することで、湿り気のある温かい空気が肺に届けられます。

一方、口呼吸になっている場合、顔周りのさまざまなデメリットにつながります。

例えば、顔立ちが悪くなったり、歯並びが乱れたりといったデメリットです。

さらに、歯並びが乱れることで、虫歯や歯周病のリスクが高まることも考えられます。

〇呼吸機能不全が見られる子どもの特徴

呼吸機能不全が見られる子どもは、常に口が乾燥している傾向にあります。

こちらは、口呼吸によって口内の唾液量が減少するからです。

このような口内の乾燥は、強い口臭にもつながります。

その他呼吸機能不全の子どもは、いびきをかいて寝ていたり、食べ物が飲み込みにくかったりすることも多いです。

口呼吸をすると口が開くことで舌が落ち込み、気道が狭まるため、いびきをかきやすくなります。

また口呼吸によって舌の位置が悪くなると、食べ物をしっかりと飲み込めず、消化器官に負担をかけることにもつながります。

〇呼吸機能不全の改善方法

口腔機能発達不全症における呼吸機能不全を解消させる方法としては、まず口のトレーニングが挙げられます。

こちらは、口呼吸を改善するために行うトレーニングであり、有名なものには「あー」「いー」「うー」「べー」と口を動かす“あいうべ体操”があります。

また、口呼吸については、いびきや睡眠時無呼吸症候群の発症にも関与しています。

さらに、子どものいびきや睡眠時無呼吸症候群は、歯並びに悪影響を与えることもあります。

そのため、口のトレーニングや矯正治療(床矯正)などで早めに改善しなければいけません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔機能発達不全症における呼吸機能不全は、主に口呼吸のことを指す

・口呼吸には顔立ちを悪くしたり、歯並びを悪化させたりといったデメリットがある

・呼吸機能不全の子どもは常に口内が乾燥し、いびきをかいていることも多い

・呼吸機能不全を改善するには、口のトレーニングや床矯正などの治療が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症の”食べる機能不全”とは?

口腔機能発達不全症は、2018年に保険診療で認められた、小児歯科分野の新しい病気です。

子どもの口周りの機能において、さまざまな不具合が現れるのが特徴であり、その一つに“食べる機能不全”が挙げられます。

今回は、口腔機能発達不全症における、食べる機能不全の詳細について解説します。

〇食べる機能不全とは?

食べる機能不全とは、食事をする際の機能が不十分であり、うまく食事が摂れない状態のことをいいます。

食事を困難に感じる場合、その原因は口腔内にある可能性が高いです。

なぜなら、食事は感知・摂取・咀嚼・舌での成形・飲み込むという連続的なプロセスで成り立っているからです。

そのため、一連の過程に一つでもトラブルが生じると、食事をするのが困難になります。

〇食べる機能不全の主な原因

子どもが食事の際に不便さを感じる場合、生えてくるのが遅い歯があることが考えられます。

ものを噛むにあたって歯は必要不可欠なものであり、通常生え揃う時期までに歯が生え揃っていない場合、十分にものを噛み砕けません。

また出っ歯や受け口、叢生(ガタガタの歯並び)といった不正咬合も、食べる機能不全を引き起こす原因です。

さらに、痛みを伴うような大きな虫歯がある場合も、食事には大きな影響を与えます。

ちなみに食べる機能不全に陥った子どもは、食事中によくこぼしたり、クチャクチャと音を立てて食べたりする傾向にあります。

その他噛まずにほとんど丸飲みしているような場合も、歯並びや噛み合わせ、歯の健康状態に異常があるケースが多いです。

〇食べる機能不全の改善方法

口腔機能発達不全症における食べる機能不全を改善するには、さまざまな治療を受ける必要があります。

まず乳歯で6ヶ月、永久歯で1年以上歯が生えてくるのが遅れている場合は、萌出遅延の治療を受けなければいけません。

また、不正咬合の矯正や虫歯治療なども必須であり、場合によっては嚥下機能の回復治療も必要です。

ちなみに指しゃぶりや爪噛みなどの癖も、噛み合わせや口周りの筋肉に異常をきたす原因になるため、歯科クリニックの指導のもと改善を目指すべきです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・食べる機能不全は食事をする際の機能が不十分であり、うまく食事が摂れない状態

・食事を困難に感じる場合、口腔内に原因がある可能性が高い

・食べる機能不全の主な原因には萌出遅延や不正咬合、虫歯や悪癖などがある

・食べる機能不全を改善するには、症状にあわせた治療を受ける必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症で見られる”話す機能不全”について

口腔機能発達不全症は、15歳未満の子どもで障害がないにもかかわらず、口周りの機能が十分に発達していない状態を指します。

また口腔機能発達不全症を発症すると、話す機能や食べる機能、呼吸機能などに異常が生じます。

今回は、これらの中でも”話す機能不全“について解説します。

〇話す機能不全の概要

口腔機能発達不全症に見られる話す機能不全とは、文字通り会話や発音に機能障害が発生していることを指しています。

話す機能の中でも、正しい音を出す機能については、一般的には5~6歳頃に完成すると言われています。

しかし、口腔機能発達不全症の子どもは、まだ十分に発音機能が完成していません。

〇話す機能不全の主な症状

口腔機能発達不全症の子どもは、発音機能が完成していないことから、特定の音が正しく発音できない可能性が高いです。

具体的には、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が明瞭でなく、混同してしまうようなケースが見られます。

例えば、本来は“サカナ”と発音しなければいけないところを、口腔機能発達不全症の子どもは“タカナ”と発音してしまうことがあります。

このような子どもは、唇がうまく閉じられていなかったり、舌をうまく動かせていなかったりすることが考えられます。

さらに唇・舌・頬の筋肉の力不足や不調和、形態異常などにより、発音に影響が出ている可能性もあります。

ちなみに、唇が閉じられない子どもは、普段から上の前歯が口元から見えているケースが多いです。

また、舌をうまく動かせていない場合、口を開けたまま舌で上の前歯を触れないケースがよく見られます。

〇話す機能不全を改善する方法について

口腔機能発達不全症により、話す機能不全に陥っている場合は、まず唇や舌を鍛えなければいけません。

具体的には、歯科クリニックに通い、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで発音の練習を行います。

また、舌小帯が原因の場合は、治療によって改善することもあります。

舌小帯は、舌の裏側についているヒダであり、こちらが短いことで発音に影響が出ていることも考えられます。

もし、舌小帯が短いのが原因であれば、切除する治療を行います。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔機能発達不全症の“話す機能不全”とは、会話や発音に機能障害が発生していることを指す

・話す機能不全がある場合、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が混同するケースが多い

・話す機能不全は唇や舌、頬などの問題によって起こる

・歯科クリニックで発音の練習、舌小帯の切除などを受ければ、話す機能不全は改善する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。