新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

歯ブラシを長期間交換しないデメリット

同じ歯ブラシを長期間使用し続ける行為は、お世辞にも良いこととは言えません。

歯ブラシは消耗品のため、1ヶ月に1回程度交換しなければ、さまざまなデメリットが生じます。

今回は、具体的にどのようなデメリットが生まれるのか、解説しましょう。

〇性能が下がる

歯ブラシを1ヶ月以上交換せずに使用すると、徐々に性能が下がってきます。

新しい歯ブラシは、毛先が立っているため、歯の間に入り込んだ食べカス、歯垢などをしっかりとかき出してくれます。

一方、使い続けた歯ブラシは、毛先が広がったり、柔らかくなったりするため、同じ時間歯磨きをしても、それほど汚れを落としてくれません。

歯間や歯と歯茎の間は、非常に複雑な構造をしているため、わずかな隙間の汚れも逃さず落とすためには、やはり新しく性能の高い歯ブラシを使用する必要があります。

〇歯にダメージを与えてしまう

古い歯ブラシを交換せずに使用し続けると、歯にダメージを与えてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

歯の表面には、エナメル質という硬い層が存在しますが、こちらはブラッシングの圧が強すぎると傷ついてしまいます。

新しい歯ブラシであれば、適度な力で磨くだけでも汚れを落とすことができますが、古い歯ブラシは前述の通り性能が低いため、どうしても強めに磨かなければ汚れが落ちません。

つまり、古い歯ブラシを使い続ける限り、エナメル質が傷つきやすい状況も継続してしまうということです。

ちなみに、歯ブラシを使用し続け、毛先の弾力がなくなってしまうことも、歯や歯茎を痛める原因の1つです。

〇細菌が増殖する

細菌が著しく増殖するということも、歯ブラシを長期間交換しないデメリットの1つです。

歯磨きが終わった後、しっかりと毛先を洗い流しても、基本的には細菌まですべて除去することができません。

そのような細菌がついた歯ブラシを使用し続けると、少しずつ毛先の細菌は蓄積されていきます。

もちろん、細菌が増殖した歯ブラシを使い続けるということは、口内環境を悪化させ、虫歯などのリスクを高めてしまうことにもつながるため、注意しなければいけません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯ブラシは消耗品のため、1ヶ月に1回は交換すべき

・歯ブラシを交換しないと、毛先が広がったり柔らかくなったりして性能が下がる

・古い歯ブラシを使い続けると、歯にダメージを与えてしまう可能性もある

・長期間使用した歯ブラシは、細菌が著しく増殖するおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリットと製品の選び方

歯ブラシやフロス、洗口液など、歯または歯茎をケアする製品はすべてデンタルケア製品と呼ばれます。

その中でも、近年多くのメーカーから販売され、注目を集めているものに“口腔洗浄器”が挙げられます。

ここからは、口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリット、製品の選び方について解説しましょう。

〇口腔洗浄器の概要

口腔洗浄器は、歯磨き後のプラスケアとして使用するものであり、歯ブラシやフロスでは磨きにくい箇所に高圧の水流を噴射することで、食べカスや歯垢を洗い流す機器のことをいいます。

本体の形状は、タンクにつないだコード付きの据え置き型が主流ですが、ここ最近はコードレスタイプの製品も登場しています。

海外メーカーの製品は、50年ほど前からすでに日本で販売されていましたが、ここ数年の間に、パナソニックなど日本の大手メーカーが製造を開始したことにより、一気に認知度が上昇しました。

〇口腔洗浄器でデンタルケアを行うメリット

口腔洗浄器のメリットといえば、なんといっても高いクリーニング効果を得ることができるという点です。

前述の通り、通常の歯磨きだけでは除去するのが難しい食べカス、歯垢を洗い流すため、虫歯や歯周病のリスクも軽減します。

その他、口腔洗浄器のメリットとしては、歯を傷める心配がないということも挙げられます。

歯ブラシなどによるデンタルケアだけで、多くの食べカスや歯垢を除去しようとする場合、数十分など長時間磨き続けなければいけません。

このような習慣を続けることは、歯が削れたり、歯茎を傷めたりすることにつながりますが、口腔洗浄器は数分使用するだけで良いため、歯を傷める可能性は低いです。

〇口腔洗浄器の選び方

口腔洗浄器を選ぶ際は、以下の5つの点から、どれが自身にピッタリなのかを考えて選ぶようにしましょう。

・ハイパワーな据え置き型orコンパクトな携帯型
・水流方式
・タンクの容量(据え置き型の場合)
・水圧調整機能の有無
・ノズルの形状

中でも見落としがちなポイントは、水圧調整機能の有無です。

水圧が強い製品ほど、当然汚れはキレイに落ちますが、子どもも一緒に使用するのであれば低めの方が良いです。

水圧の強弱が自在な無段階調整タイプの口腔洗浄器であれば、大人でも子どもでも快適に使用できます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔洗浄器は、歯ブラシやフロスでは磨きにくい箇所に高圧の水流を噴射し、食べカスや歯垢を洗い流す機器

・高いクリーニング効果で虫歯を防ぐ点、歯を傷つけずにデンタルケアできる点が口腔洗浄器のメリット

・製品を選ぶ際はタイプや水流方式、水圧調整機能の有無などをチェックすべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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コーヒーの虫歯予防効果と飲む際の注意点について

虫歯予防の代表格といえばやはり歯磨きですが、日々摂取する食べ物や飲み物を変えることでも、その効果を期待できます。

今回は、コーヒーが持つ虫歯予防効果と、摂取する際の注意点をあわせて解説します。

普段からよくコーヒーを飲むという方は特に、参考にしてください。

〇コーヒーの虫歯予防効果について

コーヒーに含まれる成分として有名なカフェインですが、虫歯予防効果があるのはこちらではなく“ポリフェノール”の方です。

ポリフェノールは、植物由来の抗酸化物質であり、その種類は5,000以上にも上ると言われています。

コーヒーに含まれる代表的なポリフェノールは“クロロゲン酸”というもので、こちらには以下のような作用があります。

・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗酸化作用

虫歯は口内に虫歯菌が滞在し、増殖することによって発生しますが、コーヒーの摂取によってポリフェノールが作用すれば、長い間虫歯菌がとどまることはありません。

〇砂糖入りのコーヒーはNG

コーヒーのポリフェノールに虫歯予防効果があるのは確かですが、ここでいうコーヒーとは、あくまでブラックコーヒーを指しています。

砂糖入りのコーヒーではありませんので、注意してください。

砂糖が入ったコーヒーにも、当然ポリフェノールは含まれていますが、糖類は虫歯菌を増殖させるものであり、摂取してしまうと虫歯予防効果が打ち消されてしまいます。

むしろ、砂糖が持つ虫歯菌を増殖させる効果が勝り、かえって虫歯ができやすくなってしまうことも考えられます。

歯の健康を考えるのであれば、ほんのわずかでも砂糖が入ったコーヒーは避けるようにしましょう。

〇飲みすぎは口臭の悪化につながる可能性も

たとえブラックコーヒーであっても、摂取のしすぎは口臭の悪化につながる可能性があるため、こちらに関しても注意が必要です。

コーヒーの摂取量が増えると、色素が舌に沈着し、口臭を発生させることがあります。

その他、カフェインには利尿作用があり、頻繁な排尿によって口内の水分が不足することも、口臭につながるおそれがあります。

これらのことを踏まえ、虫歯予防として摂取するコーヒーは、1日にコップ1杯程度にとどめておきましょう。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・コーヒーが虫歯予防につながる理由は、抗菌・抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれるから

・砂糖入りのコーヒーはポリフェノールの抗菌・抗酸化作用を打ち消してしまうためNG

・ブラックコーヒーであっても、摂取のしすぎは口臭につながるため避けた方が良い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

 

当院【歯科医師の声】 

『私は無糖コーヒーが好きで、よく飲むのですが、手軽にポリフェノールを摂取出来て

 虫歯予防に繋がるのは嬉しいですね。

 ですが、砂糖入りの飲み物や食べ物を摂取する際には注意が必要です。

 糖類の摂取により、お口の中の虫歯菌が増殖し、歯の脱灰を促進させることで

 虫歯が進行していきます。

 また飲食の回数が多いほど、脱灰時間も長くなり虫歯になるリスクも高くなります。

 普段のお口の中のケアに加えて、飲食の時間を決めたり、間食を避けることも虫歯予防に繋がるので

 ぜひ意識してみてください!』

 

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歯科クリニックで歯石除去を行うメリットは?

歯科クリニックでは、虫歯の治療や入れ歯の作成などの他に、予防歯科という診療メニューがあります。

今回ご紹介する“歯石除去”もその一つであり、当然、実施するからには様々なメリットがあるのです。

1つずつ解説していきますので、気になる方はチェックしてみてください。

〇歯石除去の概要

歯石除去とは、歯の表面や歯根面にこびりついた歯石を取り除く施術をいいます。

歯垢(プラーク)が唾液中の成分と反応し、石灰化したものが歯石であり、こちらは表面がザラザラしている上に、歯磨きで落とすことができません。

ちなみに、歯石は口内でも唾液が出やすい部分に発生しやすく、具体的には以下の箇所に多く見られます。

・上顎の奥歯の外側
・下顎の前歯の内側 など

〇歯石除去を行うことのメリット

歯科クリニックで歯石除去を受けることのメリットには、主に以下のことが挙げられます。

・虫歯、歯周病予防になる
・口臭が軽減される
・着色汚れを防止できる

〇虫歯、歯周病予防になる

冒頭でも触れたように、歯石除去は予防歯科に含まれるものです。

具体的には、虫歯や歯周病などの症状を予防することができます。

歯石には虫歯菌や歯周病菌といった細菌が多く付着していて、こちらを放置していると歯の痛みが出たり、ブラッシング時に血が出やすくなったりする可能性も否めません。

歯石を除去すれば、このような症状にはつながりにくくなります。

〇口臭が軽減される

歯石除去を行うメリットとしては、口臭を軽減できるということも挙げられます。

歯石は細菌のかたまりである歯垢が、カルシウムなどの成分を取り込んで固まったものであり、こちらは強烈な悪臭にもつながります。

口内に歯石がとどまる時間が長くなるほど、口臭が強くなることが予想されますが、早い段階で取り除けば、それほどニオイは気になりません。

〇着色汚れを防止できる

着色汚れを防止できるというところも、歯石除去を行うメリットの1つです。

歯石の表面は通常の歯よりザラザラしているため、さまざまな汚れが付着しやすくまります。

こちらは着色汚れも例外ではなく、コーヒーや紅茶、ワインなどを飲むことにより、茶色っぽい変色が目立つ可能性が高いですが、歯石を除去すればこのような心配もありません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯の表面や歯根面にこびりついた歯石を取り除く施術を“歯石除去”という

・歯石除去を行うことで、虫歯や歯周病の予防になる

・口臭を軽減できるところも、歯石除去のメリット

・歯石除去を行えば、コーヒーなどの着色汚れを防止できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯になりやすい職業とその理由について解説します

歯磨きを怠ったり、毎日のように糖分を摂取していたりすると当然、虫歯は発症しやすくなります。

その他、“職業”によっても虫歯の発症率が変わるって、ご存知でしたか?

ここからは、虫歯になりやすい職業とその理由について、皆さんに知っていただきたいと思います。

〇勤務時間が固定されていない職業

一般的なサラリーマンや公務員などの職業は、多少のズレがあったとしても、大体朝〇時~夜〇時といったように、同じような時間帯で勤務することが多いです。

一方で、朝から晩まで仕事をすることもあれば、昼から夜中、夜勤などさまざまな時間帯で働き、勤務時間が固定されていない職業は、虫歯のリスクが高いので注意しましょう。

夜中などにも働く機会があると、どうしてもお菓子やコーヒーなどを摂取する機会は増えますし、その結果口内環境も悪化しやすくなります。

具体的には、以下のような職業が当てはまります。

・医療従事者(医師、看護師)
・介護士
・ドライバー(タクシー、トラック) など

〇休みを取得しにくい職業

虫歯になりやすい職業としては、休みを取得しにくい職業も挙げられます。

なかなか休みが取得できない場合、疲労は蓄積していきますし、ついイライラしてしまうケースも少なくありません。

これらの負担は、歯の健康にも悪影響を及ぼしますし、休みが少なければ、歯科クリニックに通う時間も確保できなくなります。

ちなみに、一般的に休みを取得しにくいとされているのは、以下のシフト制になっている職業や、専門職などです。

・コンビニスタッフ
・飲食店スタッフ
・美容系の職業(美容師、エステティシャンなど)
・システムエンジニア など

〇シェフ

レストランなどのシェフは、非常に虫歯になりやすい職業であるため、従事する方は注意しなければいけません。

繁盛店のシェフは、一日中ほぼひたすら調理をし続けることも少なくありません。

もちろん、調理中には味見も行うため、口内は常に汚れが付着している状態であり、虫歯菌が好む環境になっています。

ちなみに、レストランだけでなく、パティスリーで働くシェフ、いわゆるパティシエも、極めて虫歯のリスクが高い職業です。

パティスリーでは多くの砂糖が使用されるため、味見による虫歯リスクはさらに高まってしまいます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・勤務時間が固定されていない職業は虫歯になりやすい

・休みを取得しにくいシフト制の職業、専門職なども、虫歯のリスクが高い

・シェフは虫歯になりやすい代表的な職業

・砂糖を取り扱うことの多いパティシエは特に虫歯リスクが高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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インプラント治療を受けることのメリットについて

歯科クリニックでは、虫歯治療や定期検診だけでなく、他にもさまざま施術を受けることができます。

中でも人気の治療に“インプラント”が挙げられますが、こちらを受けるメリットは何なのでしょうか?

インプラント治療の概要とあわせて、解説したいと思います。

〇インプラント治療の概要

インプラント治療は、歯を失った顎の骨に人工歯根であるインプラントを埋め込み、その上に人口歯を装着して、歯の機能を補う治療です。

取り付けた人口歯は、天然歯のような審美性を持ちながら、なおかつ強度も高いと評判で、日々多くの方が治療を受けています。

治療を受けたことがない方の中には、インプラント治療と差し歯の違いを理解できていない方も少なくありませんが、これらは似て非なるものであるため、覚えておきましょう。

差し歯治療は、歯根に土台を作り、歯を再建するものであるため、歯根が残っていなければ実施できません。

一方、インプラント治療は、人口の歯根を作るものであるため、すでに抜歯を行った箇所、つまり歯根がない箇所で行います。

〇インプラント治療のメリット

インプラント治療には、数多くのメリットがあります。

例えば、強度が高い人口歯を手に入れることにより、しっかりと強く噛めることや、食事を美味しく味わえることなどは、代表的なメリットと言えます。

その他、インプラント治療は、自身の歯にかかる負担も大きくありません。

ブリッジ治療の場合、隣り合う歯を削る必要がありますし、部分入れ歯ではバネをかける歯に負担がかかり、寿命を縮めてしまうことも考えられます。

一方、インプラント治療は独立した歯を再建する治療であり、将来多くの歯を残すために、他の歯に負担をかけないという大きなメリットがあります。

〇インプラント治療の注意点

インプラント治療はメリットの多いものですが、実際受ける際はいくつかの点に注意してください。

まず1つは、治療期間の長さです。

骨が十分にある場合、インプラントの治療期間は約4~5ヶ月程度かかり、骨が少ない場合は約7~13ヶ月程度とさらに長期化します。

その他、自費診療の治療であることから、治療費がかかりやすい点にも注意しましょう。

場合によっては、入れ歯やブリッジの10倍以上の金額になることもあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラントは歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、人口歯を装着する治療

・インプラントは強度が高いため、装着するとしっかり物が噛めるのがメリット

・他の歯に負担をかけずに治療できるのも魅力的

・インプラントの治療は比較的長く、自費診療のため治療費も高い傾向にある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防に効果的なガムの正しい選び方について

歯磨きの徹底もさることながら、生活の中で様々な工夫をすると、虫歯発症のリスクは低下していきます。

そんな工夫の1つに“ガムを噛む”ことが挙げられますが、果たして、虫歯予防を行う場合は、どのようなガムを選べば良いのでしょうか?

ここからは、ガム選びのポイントを3つ、ご紹介しましょう。

〇キシリトール含有量50%の商品がおすすめ

虫歯予防としてガムを噛むのであれば、まず、キシリトール含有量が50%を超える商品を選びましょう。

キシリトールとは、ソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間をいいます。

自然界では多くの果物や野菜に含まれていて、こちらには以下のようなさまざまな虫歯予防効果があります。

・唾液分泌の促進
・再石灰化作用
・歯垢中の酸の中和促進
・ミュータンス菌の代謝の阻害 など

全体の50%以上キシリトールが含有されているガムを選ぶことで、初めて虫歯予防に十分な効果を発揮すると言われています。

逆に、含有量がそれ以下の場合、効果は薄れてしまうため、成分表はよく確認しておきましょう。

〇糖類、酸性物などが含まれていないものを選ぼう

虫歯予防としてガムを噛む場合、糖類や酸性物などが含まれていないものを選んでください。

せっかくキシリトールが豊富に含まれているガムを選んでも、虫歯菌の大好物である糖類が含まれていると意味がありません。

その他、クエン酸や果汁などの酸性物が含まれているガムも、口内が酸性になり、虫歯のリスクを高めてしまうため、避けるのが無難です。

パッケージの裏面を見て、成分表に“糖類0g”と記載されている場合、一切糖類は含まれていないことがわかります。

〇コスパを考えるなら粒ガムがおすすめ

虫歯予防としてガムを購入する場合、コスパを考えるのであれば、板ガムよりも粒ガムを選びましょう。

こちらは直接、虫歯予防に関係することではありませんが、毎日のように噛むガムを購入するのであれば、なるべくお得なものを選びたいものです。

粒ガムには、お得な大容量のボトルも数多く販売されているため、一度商品のラインナップをチェックしてみましょう。

ちなみに、同じ商品の粒ガムと板ガムがある場合は、グラム数や価格を比較し、どちらのコスパが良いかを判断してください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯予防としてガムを噛む場合、キシリトール含有量50%の商品を選ぶべき

・糖類や酸性物などが含まれていないものを選ぶのもポイント

・成分表に“糖類0g”と記載されている商品は、一切糖類が含まれていない

・大容量ボトルで販売されている粒ガムは、コスパが良いことが多い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防として積極的に摂取すべき栄養素と食品

歯は、食生活における栄養バランスが良いと、必然的に強くなります。

日頃から虫歯を防ぐには、歯磨きの徹底だけでなく、予防効果のある栄養素を摂取するのもまた、有効なのです。

今回は、虫歯予防として積極的に摂取すべき栄養素と、それらが含まれる食品について解説します。

〇カルシウム

虫歯予防として摂取すべき栄養素には、まず“カルシウム”が挙げられます。

歯を構成する主な組織である象牙質は、そのほとんどがカルシウムで形成されているため、毎日積極的に摂取しなければいけません。

そして、カルシウムは歯の表面にあるエナメル質の再石灰化においても、非常に重要な役割を果たします。

再石灰化とは、溶けたエナメル質の部分を修復し、強い歯に戻してくれる働きをいいますが、カルシウムにはこちらをサポートしてくれる貴重な栄養素です。

逆に、カルシウム不足によって再石灰化が妨げられると、再石灰化・脱灰のバランスが崩れ、虫歯リスクが高まります。

以下のような食品から摂取することができるため、この機会に覚えておきましょう。

・乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
・小魚
・大豆
・ひじき
・ゴマ など

〇ビタミンA

虫歯予防として積極的に摂取すべき栄養素には、脂溶性ビタミンの一種である“ビタミンA”も挙げられます。

ビタミンAは、各組織のタンパク質と結合し、それらの組織を健全に保護する働きや、抗酸化作用があることで知られています。

その他、歯の表面を覆うエナメル質を強化する効果もあるため、虫歯予防には欠かせません。

以下の食品を積極的に摂取すれば、十分にビタミンAを取り込むことができます。

・カボチャ
・ニンジン
・レバー
・卵
・ホウレンソウ など

〇ビタミンC

“ビタミンC”も、虫歯予防として積極的に摂取したい栄養素の1つです。

ビタミンCは、歯の象牙質をつくる栄養素の1つであり、カルシウムと同じく虫歯に強い歯の基礎となるものです。

その他、歯茎のコラーゲン線維を再生し、歯周病予防としても機能してくれるため、必ず意識して摂取しましょう。

以下のような食品には、ビタミンCが豊富に含まれています。

・みかん
・レモン
・ピーマン
・パセリ
・ブロッコリー など

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・カルシウムは歯の原料になる成分であり、再石灰化をサポートする機能もある

・エナメル質を強化するビタミンAも、虫歯を予防するための重要な栄養素

・ビタミンCには歯の象牙質をつくる役割がある

・ビタミンCは歯周病予防にも効果を発揮する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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電動歯ブラシを使用することのメリット・デメリット

虫歯予防における基礎中の基礎と言えば、やはり毎日行う歯磨きです。

歯磨きで歯垢を落とさなければ、虫歯菌は口内から除去されません。

このとき、普通の歯ブラシを使用する方もいれば、電気で自動的に動く電動歯ブラシを使用する方もいます。

今回は、電動歯ブラシを使用することのメリット・デメリットについて解説します。

〇電動歯ブラシを使用するメリット

電動歯ブラシのメリットとしてまず挙げられるのは、なんといっても歯磨きの効率が良いことです。

高速で動く電動歯ブラシは、人の力では不可能な速さで、多くの振動を歯に与えてくれます。

よって、手動の歯磨きでは落とすのに何分もかかるような汚れであっても、短時間で落とすことが可能です。

また、簡単に歯垢を落とせるという点も、電動歯ブラシのメリットとして見逃せません。

しっかりブラシ部分を歯に当てさえすれば、力の弱い高齢の方や子どもであっても、十分な虫歯予防ができます。

その他、電動歯ブラシには、手が疲れにくいというメリットもあります。

通常の歯ブラシの場合、歯垢を落とすには前後左右に激しく手を動かさなければいけません。

一方、電動歯ブラシの場合、毛先を一定の位置に固定し、スライドさせるだけで歯を磨くことができます。

〇電動歯ブラシを使用するデメリット

電動歯ブラシは、虫歯予防を行うにあたって非常に便利なアイテムですが、多少なりとも使用するデメリットはあります。

まず、もっともわかりやすいデメリットとして挙げられるのは、単純に価格が高いという点です。

普通の歯ブラシは、安ければ100円前後でも購入できるのに対し、電動歯ブラシは数千円~数万円が相場となっています。

また、当然のことですが、電動歯ブラシは電池または電力がなければ動作しません。

普通の歯ブラシのように、そのまま手動で使うこともできますが、電池や充電が切れてしまわないように注意する必要があります。

その他、電動歯ブラシには、知らず知らずのうちに自身の歯、歯茎を傷つける可能性もあります。

特に、研磨剤入りの歯磨き粉を使用してしまうと、汚れを落とす力が強すぎて、傷つくリスクは高まってしまいます。

そのため、電動歯ブラシで磨く場合は、必ず研磨剤無配合の歯磨き粉を使用してください。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・電動歯ブラシは歯磨きの効率が良く、誰でも簡単に歯垢を落とすことができる

・自動で動くため手が疲れないというところも、電動歯ブラシのメリットの1つ

・通常の歯ブラシに比べて価格が高いのはデメリット

・電動歯ブラシで歯磨きをすると、知らない間に歯や歯茎を傷つけるおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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虫歯予防として洗口液を使用する場合の注意点について

洗口液は、主に歯磨き後、口に含んでうがいをすることで細菌の繁殖を抑えたり、口臭を予防したりすることができるデンタルケア商品です。

虫歯予防を予防するにあたって欠かせない洗口液ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。

具体的に解説しましょう。

〇唾液が減少するおそれがある

多くの洗口液には、無色で特有の芳香を持つアルコールの一種、エタノールが含まれています。

こちらは非常に揮発性が高く、あまりにも頻繁に使用すると、唾液の分泌量を減少させてしまうおそれがあるため、注意しましょう。

唾液の量が少なくなると、口内は慢性的に乾燥してしまい、ひどい口臭が発生したり、虫歯や歯周病のリスクが高くなったりしてしまいます。

ただし、当然エタノールが含まれる洗口液であっても、記載された用法と用量を守って使う分には、何の問題もありません。

唾液の減少は、あくまで1日3回以上など、使用しすぎている場合に起こり得る症状です。

〇健康な細菌を排除する可能性がある

虫歯予防として洗口液を使用する場合には、健康な細菌を排除する可能性がある点にも注意しましょう。

洗口液により、口内環境を守る細菌が排除されてしまうと、さまざまな弊害が出る可能性があります。

例えば、虫歯を発症したり、口内炎ができやすくなったりすることが考えられます。

もちろん、こちらも唾液の減少と同じく、あくまで頻繁に使用した場合に起こり得ることであり、1日の歯磨きと同じ回数程度の使用であれば、常在菌が排除される可能性は極めて低いです。

〇歯磨きがおろそかになりやすい

虫歯予防として洗口液を使用する場合、歯磨きがおろそかにならないようにも注意しなければいけません。

確かに洗口液は、口内の殺菌や口臭、虫歯、または歯周病予防に効果があるものです。

しかし、あくまで歯磨きとあわせて使用するものであり、それだけで十分な予防効果を発揮するものではありません。

歯にこびりついた汚れや歯垢は、しっかりと歯ブラシで掃除しないと、落とすことはできないからです。

ちなみに、日々の歯磨きを怠り、汚れが蓄積されていくと、洗口液に含まれる薬用成分が浸透しにくくなることも考えられます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・洗口液は虫歯や口臭、歯周病予防に欠かせないデンタルケア商品の1つ

・洗口液を使用しすぎると、唾液が減少して虫歯のリスクが高まるおそれがある

・洗口液の使用頻度が多いと、口内の常在菌まで排除してしまう可能性がある

・虫歯予防として洗口液を使用するのであれば、歯磨きは必ずあわせて行う必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

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