日本人にとって非常に馴染み深い食品である納豆は、便秘解消や免疫力向上、美肌効果やダイエット効果などさまざまな健康のメリットがあります。
また納豆を食べることにより、口内環境にも良い影響を及ぼすとされています。
今回は、具体的にどのような好影響を与えるのかについて解説します。
虫歯予防
納豆を摂取することにより、虫歯予防の効果が期待できます。
こちらは、納豆に含まれるデキストラナーゼという酵素の働きによるものです。
デキストラナーゼには、歯にプラークを付着させる粘着性の高い物質であるデキストランを分解する作用があります。
この作用により、歯にプラークが付着しにくくなります。
プラークは食べカスが変化したもので、虫歯菌を含む多くの細菌で構成されています。
つまり納豆を食べれば、虫歯の原因となる物質が口内にとどまりにくくなるということです。
歯周病予防
納豆を摂取すれば、歯周病もある程度予防できます。
納豆に含まれる納豆菌や乳酸菌には、歯周病菌を減らす効果があります。
また納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸は、唾液の分泌を促し、口内の自浄作用を高めてくれます。
さらに、大豆イソフラボンには歯周病の炎症を抑制する作用があり、ビタミンKは歯や骨の形成・強化をサポートする働きを持っています。
つまり歯周病を予防したい方だけでなく、すでに歯周病の症状が現れ始めている方にとっても、納豆は魅力的な食品だということです。
納豆を食べることによる口内環境への悪影響
納豆は口内環境を良くしてくれる食品ですが、摂取することで口臭の原因になります。
こちらは口内環境への悪影響だと言えます。
口臭の原因は、納豆菌が発酵するときにアンモニア成分が発生し、口内に残ってしまうことです。
場合によっては、このニオイで周りの方に不快な思いをさせることもあります。
ただし、アンモニア成分は体内に吸収されるものではありません。
つまり、納豆が引き起こす口臭はあくまで一過性のものだということです。
そのため、ブラッシングをしたりガムを噛んだりすることで対処できます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・納豆に含まれるデキストラナーゼは、歯にプラークを付着しにくくし、虫歯を予防する効果がある
・納豆菌や乳酸菌には歯周病菌を減らすため、歯周病予防につながる
・納豆にはポリグルタミン酸や大豆イソフラボン、ビタミンKなどの歯周病予防成分も含まれる
・納豆が引き起こす口臭はあくまで一過性のもの
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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