新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】子どものいびきにおける原因やデメリット

口腔機能発達不全症の子どもには、さまざまな口周りの機能障害やトラブルが生じます。

その一つがいびきであり、こちらは大人のいびきとはまったくの別物と言っても過言ではありません。

今回は、子どものいびきにおける主な原因やデメリット、治療法などについて解説します。

〇子どものいびきの主な原因

子どものいびきの原因は、そのほとんどが扁桃腺やアデノイドの肥大、アレルギー性鼻炎です。

大人の一般的ないびきの原因となる、肥満による気道の圧迫はほとんどありません。

もちろん、飲酒による筋肉の弛緩も考えられません。

扁桃腺は下の付け根の両側にある口蓋扁桃と呼ばれる組織であり、アデノイドは鼻の奥の突き当りにある、リンパ組織が集まったものです。

これらが肥大して気道が圧迫されると、子どもはいびきをかきやすくなります。

また、アレルギー性鼻炎によって鼻づまりを起こし、口呼吸をしているためにいびきをかくケースもあります。

〇子どものいびきにおけるデメリット

子どものいびきを放置していると、成長を妨げる可能性があります。

なぜなら、成長ホルモンの分泌量が減るからです。

子どもの身体は、成長ホルモンが分泌されることで成長していきます。

成長ホルモンは夜間眠りが深いときにもっとも分泌されますが、いびきをかいていると睡眠が妨げられ、分泌量が減少します。

またいびきによって睡眠不足になると、集中力が低下し、学童期の子どもは成績が落ちる可能性もあります。

中には授業中に眠ってしまう子どもや、理解力が追い付かず授業の内容が頭に入ってこない子どももいます。

〇子どものいびきにおける主な治療法

子どものいびきの治療法には、手術治療と保存的治療があります。

扁桃腺やアデノイドの肥大により、気道を遮断している場合は、手術治療が第一選択となります。

具体的には、アドノイドの切除や扁桃腺の摘出手術を行います。

ただし、こちらの手術は全身麻酔下で行うケースがほとんどで、入院期間もあります。

また保存的療法としては、アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大に対して抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬などが処方されます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どものいびきの原因は、ほとんどが扁桃腺やアデノイドの肥大、アレルギー性鼻炎

・子どものいびきを放置すると成長ホルモンが減少し、身体の成長を妨げることがある

・いびきによって睡眠不足になると集中力が低下し、成績が落ちる可能性もある

・子どものいびきの治療法には手術治療と保存的治療がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。