今でこそ、虫歯を発症したら歯科クリニックで治療を受けられるという環境が当たり前になっています。
しかし、昔はまだまだ治療の技術が発達していなかったため、虫歯治療の内容も現在とは大きく異なるものでした。
今回は、昔と現在の虫歯治療の主な違いについて解説します。
治療方法
日本で虫歯治療が本格的に定着したのは、1870年代のことです。
またこれからしばらくの虫歯治療は、虫歯を大きく削って詰め物をしたり、被せ物をしたりするのが一般的でした。
こちらは、患者さんの症状の程度に関係なく行われていた治療です。
一方、現在は各患者さんにおける虫歯の進行具合に合わせ、歯を削る量を最低限に抑えることが意識されています。
また神経を残す治療も行われているため、より患者さんの負担を減らしつつ、さまざまな症例に対応できるようになっていると言えます。
麻酔
昔と現在とでは、虫歯治療の際に用いられる麻酔にも大きな違いがあります。
昔の虫歯治療でも、患者さんの痛みを軽減するために麻酔は使用されていました。
しかし歯科治療の技術が未熟だった頃は、当然麻酔技術も限られていました。
そのため、麻酔をしても患者さんが感じる痛みの程度は大きかったとされています。
一方、現在の虫歯治療では、非常に効果の高い麻酔が使用されています。
また麻酔そのものの効果だけでなく、麻酔を投与する際の負担まで考慮されています。
例えば昔と比べて注射針が大幅に細くなっていたり、体温に近い温度で麻酔薬を注入したりするため、患者さんが痛みを感じることはほとんどありません。
患者さんへの対応
昔と現在の虫歯治療では、歯科医師による患者さんへの対応も大きく異なります。
昔は、患者さんへの説明や相談が十分に行われていないことが多くありました。
こちらは歯科医師本人の知識が乏しかったからであり、多くの患者さんは治療に対する不安を抱いていたといいます。
これに対し現在の虫歯治療では、患者さんへの説明や相談が重要視され、治療前のカウンセリングや痛みに対する配慮が徹底されています。
患者さんに持病がある場合などは、他の診療科目の医師と連携して虫歯治療を行うこともあります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・昔はどの患者さんにも同じように行っていた虫歯治療も、現在は患者さんの症状に合わせられるようになっている
・麻酔の技術も、昔と比べて現在は格段にレベルが上がっている
・治療の不安をなくすため、現在は昔よりも患者さんへの治療の説明や相談が重視されるようになっている
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。