ホワイトニングは、薬剤によって歯を白くするための施術であり、1989年にアメリカで実用化されて以来、日本でも代表的な審美歯科の1つとして利用されています。
しかし、ホワイトニングを行った後には、度々不快な症状が出ることがあります。
ここからは、特によく見られる症状について解説します。
〇歯の痛み
ホワイトニングを行った後に出る不快な症状としては、まず歯が痛んだり、しみたりすることが挙げられます。
ホワイトニングで使用する薬剤は、基本的には歯のエナメル質に作用し、その内側にある象牙質には作用しないものです。
しかし、象牙質には歯髄から神経細胞の一部が無数に伸びていて、こちらは刺激に対して反応します。
そのため、エナメル質が薄い歯頸部(歯茎寄りの部分)では、時折ホワイトニングの薬剤による痛みが発生することがあります。
こちらは、ほとんどが数日間で自然に収まりますが、あまりに痛む場合には、歯科クリニックに相談することをおすすめします。
〇歯の縞模様
ホワイトニング後に出る可能性がある不快な症状としては、歯の縞模様も挙げられます。
こちらはバンディングとも呼ばれ、ホワイトニング直後の一時的な過剰反応により、歯の表面に白い帯状の色ムラが現われるというものです。
ホワイトニングの薬剤は、白い部分により強く反応するため、歯の白い部分はより白く強調され、縞模様がハッキリと見えるようになってしまいます。
しかし、こちらも歯の痛みと同じで、ほとんどの場合は時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
具体的には、ホワイトニング後1~2週間程度で消失することが多く、この頃には限りなく均一に近い白さになっています。
〇色戻り
ホワイトニング後に見られる症状としては、色が戻ることも挙げられます。
ホワイトニングを行った後は、ペリクルと呼ばれる歯の表面を保護する薄い膜が剥がれ落ち、色素が沈着しやすくなります。
そのため、ホワイトニング後24時間以内に色素が濃い食べ物、飲み物を口に含んでしまうと、歯が黄ばみやすくなってしまうケースがあります。
具体的には、ポリフェノールを多く含む赤ワインやチョコレートなどの食品や、色の濃いカレー、ケチャップといったものが色戻りの原因となり得るため、こちらは術後24時間以上経ってから摂取するようにしてください。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・痛みはホワイトニング後によくある不快な症状であるものの、ほとんどは数日で収まる
・ホワイトニング後に出ることのある歯の縞模様は、1~2週間で消失することが多い
・ホワイトニング後の色戻りを防ぐには、色の濃い食品、ポリフェノールを多く含む食品を避けるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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