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予防歯科の一環として摂取したい“オメガ3脂肪酸”について

歯周病を予防することには、健康な口内環境を維持するだけでなく、糖尿病や脳血管疾患、心臓疾患などの病気になるのを防ぐメリットもあります。

また、歯周病はさまざまな栄養素を摂取することで予防できます。

今回は、予防歯科の一環として摂取したい“オメガ3脂肪酸”について解説します。

〇オメガ3脂肪酸の概要

脂肪酸は、結合できる手を持った4つの炭素原子が鎖状につながったものです。

一般的には1本ずつ、他の原子である炭素や水素、酸素と結合して形をつくりますが、炭素原子同士が2本の手で結合することもあります。

こちらを二重結合といい、鎖状に結び付いた3つ目の炭素原子に二重構造が見られる脂肪酸をオメガ3脂肪酸といいます。

オメガ3脂肪酸は、間の身体では合成できないため、食べ物などから摂取しなければいけません。

また、こちらはα-リノレン酸、EPA、DHAという3つの種類に分かれていて、α-リノレン酸はエゴマ油やアマニ、EPAやDHAはサバ、イワシなどの青魚に多く含まれています。

〇オメガ3脂肪酸の歯周病予防効果について

オメガ3脂肪酸には、血圧の低下やアレルギー物質の抑制、ダイエット効果などさまざまな作用が期待できますが、予防歯科に大きく関わってくるのが、細胞の修復を高める効果です。

破壊された細胞の修復を高めることにより、炎症を防いだり、軽減したりするため、歯周病の予防が期待できます。

また、α-リノレン酸は血液をサラサラにすることから、脳卒中、高血圧、心筋梗塞などの生活習慣病にも効果があり、歯周病の予防だけでなく、ダイレクトに全身疾患を防ぐことができます。

〇オメガ3脂肪酸を摂取する際の注意点

予防歯科の一環としてオメガ3脂肪酸を摂取する際に注意したいのは、酸化がしやすいという点です。

そのため、オメガ3脂肪酸はなるべく加熱せずに摂取することが大切です。

しかし、サバなどの青魚は焼いて食べるケースが多いため、どうしても加熱しなければいけない場面が多いです。

そのような場合には、化防止の効果があるビタミンC、ビタミンEを補助的な栄養素として摂取することをおすすめします。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・オメガ3脂肪酸は人間の身体では合成できない成分で、アマニや青魚に多く含まれる

・オメガ3脂肪酸はα-リノレン酸、EPA、DHAに分類される

・オメガ3脂肪酸は破壊された細胞の修復を高め、歯周病を予防してくれる

・予防歯科の一環としてオメガ3脂肪酸を摂取する際は、ビタミンC、Eをあわせて摂取する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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