夏野菜とは、主に6~8月にかけて旬を迎える野菜のことをいいます。
緑黄色野菜を中心としたこれらの野菜は、夏場にもっとも美味しく、栄養価も高くなり、さらには虫歯を予防する食品としても効果を発揮します。
今回は、主な夏野菜の虫歯予防効果について解説します。
トマト
虫歯予防効果のある夏野菜としては、まずトマトが挙げられます。
トマトはビタミンCの源です。
こちらは歯茎の健康をサポートし、歯茎出血の予防に役立ちます。
またリコピンという強力な抗酸化物質が含まれているため、口内の細胞を守ってくれます。
さらに、トマトには食物繊維も含まれています。
適度な噛み応えがあるため、歯のクリーニング効果が期待できます。
ちなみにトマトは高水分食品であり、口内を湿らせるのを助け、虫歯菌の増殖を抑えてくれる効果もあります。
ただし酸味が強いため、過度な摂取はエナメル質を侵食する可能性があります。
キュウリ
キュウリも、虫歯予防効果が期待できる夏野菜の一つです。
キュウリにはビタミンCやビタミンK、カリウムなどの栄養素が含まれています。
ビタミンCは歯茎のコラーゲン線維の再生を促し、ビタミンKは止血やカルシウムの吸収を助ける効果があるため、歯の根を支える骨の維持に役立ちます。
またカリウムについては、知覚過敏を軽減する効果があるとされています。
さらにトマトと同じく食物繊維が含まれている上に、水分を多く含んでいます。
“キュウリはほとんど水分だから栄養がない”と思っている方も多いですが、決してそのようなことはありません。
ナス
ナスも、虫歯予防に効果的な夏野菜の一つして挙げられます。
ナスは前述したビタミンCや食物繊維が含まれていて、さらには水分量も多いです。
そのため、唾液の分泌を促進し、口内の細菌の成長を抑えてくれます。
またナスの含有物質として特筆すべきは、ナスニンと呼ばれるものです。
ナスニンは、ナスの皮に含まれる紫色の色素で、ポリフェノールの一種です。
こちらは強力な抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の予防に役立つとされています。
さらに、ナスニンは細胞を損傷から保護し、炎症を減らす効果があります。
そのため、健康な口内の健康維持に寄与します。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下の通りです。
・トマトはビタミンCやリコピン、食物繊維が含まれる上に、水分が多いため虫歯予防に役立つ
・キュウリのビタミンKは歯の根を支える骨の維持に役立ち、カリウムは知覚過敏を軽減してくれる
・ナスに含まれる紫色の色素であるナスニンは、健康な口内環境を維持してくれる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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