予防歯科効果が期待できる食品は数多くありますが、今回注目したいのは、日頃からよく食べるという方も多いリンゴです。
リンゴには動脈硬化の予防、肥満の解消といったさまざまな効用がありますが、実は虫歯予防の効果も持っています。
今回は、こちらの内容について解説したいと思います。
〇リンゴポリフェノールについて
予防歯科効果が期待できるリンゴには、リンゴポリフェノールという成分が含まれています。
こちらは、リンゴの皮に特に多く含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化力を持っています。
その他、活性酸素を除去する効果や、血流改善効果、口臭予防効果など、さまざまな優れた効果があります。
また、中でも予防歯科に直接関わるのは、リンゴポリフェノールにおける活性酵素を除去する効果です。
虫歯菌が出す酵素の働きを阻害することにより、口内にプラークがつきにくい環境を整え、虫歯の発生を予防します。
〇その他の予防歯科に関する成分について
予防歯科に効果のあるリンゴには、他にもさまざまな虫歯予防成分が含まれています。
例えば、リンゴに多く含まれるビタミンAは、歯のエナメル質を強くするのに必要不可欠です。
また、有機酸の一種であるリンゴ酸は、ピーリング剤によく使用される成分であり、こちらは歯の色素沈着や黄ばみを落としてくれる効果が期待できます。
その他、リンゴに含まれるペクチンという成分は、炎症部分の粘膜をカバーする働きがあるため、すでに口内が荒れ気味だという方にとっても効果的です。
〇おすすめのリンゴの食べ方について
予防歯科の一環としてリンゴを食べる際には、丸かじりをするのがおすすめです。
リンゴには食物繊維が豊富に含まれていて、こちらは歯の表面の汚れや、歯の隙間に溜まったプラークをキレイにし、口内を清潔に保つ効果があります。
特に、食後に丸かじりをすると、虫歯や歯周病の予防効果がアップします。
また、丸かじりをすることにより、噛む力が鍛えられ、歯茎の血行が促進されるため、マッサージ効果も得ることができます。
そのため、少し食べにくさは感じるかもしれませんが、カットせずにそのまま食べるようにしましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・リンゴは虫歯の予防効果が期待できる食品の1つ
・リンゴポリフェノールには、虫歯菌が出す酵素の働きを阻害し、プラークがつきにくい環境を整える効果がある
・リンゴにはビタミンA、リンゴ酸、ペクチンといった虫歯予防成分も含まれている
・予防歯科の一環としてリンゴを食べるのであれば、丸かじりがおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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