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【新潟の歯医者】根管治療後に必要な経過観察について

根管治療を行うことで、神経にまで到達した虫歯の症状が改善します。

しかし根管治療は神経を除去すれば完全に終了するわけではありません。

治療後は順調に治っているかどうかの経過観察が必要です。

今回は経過観察の必要性や期間、問題が発生したときの対処法について解説します。

〇根管治療後の経過観察の必要性

根管治療後の経過観察は、成功か失敗かを判断するためには必要不可欠です。

根管治療は根尖病変を除去するためのものです。

根尖病変は、細菌感染などによって発症した根の先端付近の病気です。

しかし根管治療を受けても、根尖病変が治っているかすぐにわからないことがあります。

痛みがなくなったり、歯茎の腫れが引いたりすればわかりやすいです。

一方自覚症状がなかった症例については、すぐに成功と失敗の判断がつきません。

治療後は成功したように見えても、数ヶ月で痛みが再発するケースもあります。

よって根管治療後には、レントゲンやCTによる経過観察が必要です。

〇根管治療後の経過観察の期間

根管治療後は、最低でも3ヶ月は経過観察を行わなければいけません。

3ヶ月という期間は、治療後に骨が戻り始めるまでの期間です。

ただしこの期間中ずっと噛めない状態が続くのかというとそうではありません。

根管治療後1ヶ月が経過した段階で症状がなければ、一度仮歯を装着します。

また患者さんの感覚が正常に戻るまでには、もう少し期間が必要です。

具体的には治療後6ヶ月経過して問題がなければ、患部は完治したと言えます。

〇根管治療後に虫歯が再発した場合

根管治療後の経過観察を行っていく中で、虫歯の再発が見つかったとします。

このようなケースでは再根管治療が行われます。

まずは被せ物や内部の土台を除去し、根管内の汚染された組織を除去していきます。

完了したら再度薬を詰め、土台や被せ物を装着します。

また再根管治療は、すでに神経がない状態で行われます。

以前の根管治療で神経は除去されているからです。

よって麻酔は使用しないことが多いです。

ちなみに再根管治療の成功率はそれほど高くありません。

ただしマイクロスコープなどが使用できる場合は成功率が上がります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療後は成功か失敗かを判断するための経過観察が必要

・経過観察の期間は最低3ヶ月、感覚が正常に戻るまでは6ヶ月ほどかかる

・根管治療後に虫歯が再発した場合は再根管治療を行う

・マイクロスコープなどを導入している歯科クリニックは再根管治療の成功率が高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。