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【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】口腔機能発達不全症で見られる”話す機能不全”について

口腔機能発達不全症は、15歳未満の子どもで障害がないにもかかわらず、口周りの機能が十分に発達していない状態を指します。

また口腔機能発達不全症を発症すると、話す機能や食べる機能、呼吸機能などに異常が生じます。

今回は、これらの中でも”話す機能不全“について解説します。

〇話す機能不全の概要

口腔機能発達不全症に見られる話す機能不全とは、文字通り会話や発音に機能障害が発生していることを指しています。

話す機能の中でも、正しい音を出す機能については、一般的には5~6歳頃に完成すると言われています。

しかし、口腔機能発達不全症の子どもは、まだ十分に発音機能が完成していません。

〇話す機能不全の主な症状

口腔機能発達不全症の子どもは、発音機能が完成していないことから、特定の音が正しく発音できない可能性が高いです。

具体的には、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が明瞭でなく、混同してしまうようなケースが見られます。

例えば、本来は“サカナ”と発音しなければいけないところを、口腔機能発達不全症の子どもは“タカナ”と発音してしまうことがあります。

このような子どもは、唇がうまく閉じられていなかったり、舌をうまく動かせていなかったりすることが考えられます。

さらに唇・舌・頬の筋肉の力不足や不調和、形態異常などにより、発音に影響が出ている可能性もあります。

ちなみに、唇が閉じられない子どもは、普段から上の前歯が口元から見えているケースが多いです。

また、舌をうまく動かせていない場合、口を開けたまま舌で上の前歯を触れないケースがよく見られます。

〇話す機能不全を改善する方法について

口腔機能発達不全症により、話す機能不全に陥っている場合は、まず唇や舌を鍛えなければいけません。

具体的には、歯科クリニックに通い、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで発音の練習を行います。

また、舌小帯が原因の場合は、治療によって改善することもあります。

舌小帯は、舌の裏側についているヒダであり、こちらが短いことで発音に影響が出ていることも考えられます。

もし、舌小帯が短いのが原因であれば、切除する治療を行います。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口腔機能発達不全症の“話す機能不全”とは、会話や発音に機能障害が発生していることを指す

・話す機能不全がある場合、カ・サ・タ・ナ・ラの発音が混同するケースが多い

・話す機能不全は唇や舌、頬などの問題によって起こる

・歯科クリニックで発音の練習、舌小帯の切除などを受ければ、話す機能不全は改善する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。