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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病とがんの関係について

歯周病は口内で問題が生じるだけでなく、さまざまな全身疾患と関わりがあることでも有名です。

特に有名なのは、糖尿病や心臓疾患などとのつながりですが、実は歯周病はがんとも関係があるとされています。

今回は、具体的にどのような種類のがんとどのような関係があるのかについて解説します。

〇口腔がん

口腔がんは、舌や上下の歯茎、頬の内側などに形成されることが多いがんの一種です。

がんが形成された部分は白く変色したり、色が変わったりします。

歯茎に形成された場合は、歯を支える組織にがんが浸潤し、歯がぐらついたり入れ歯が合わなくなったりすることもあります。

また歯周病による慢性的な炎症や細菌の影響が、口腔がんのリスクを高めることも考えられます。

口腔がんは再発やリンパ節転移を起こしやすいという特徴があるため、早めに歯周病を治療しなければ危険です。

〇食道がん、胃がん

食道がんは、食道の内面を覆っている粘膜の表面で形成され、食道内にいくつもできることもあります。

大きくなると外側へと広がっていき、気道や大動脈など周囲の臓器にまで直接広がっていきます。

初期症状はほとんどなく、がんが進行するにつれて飲食時の旨の違和感や飲食物がつっかえる感じ、体重減少や胸・背中の痛みといった症状が出ます。

胃がんについては胃の壁の内側を覆う粘膜に発生するもので、がんが胃の壁の外側にまで達し、近くにある大腸や膵臓、腹腔内にまで広がることがあります。

これらのがんも歯周病との関連性が深いと言われていて、歯周病に罹患すると食道がんのリスクが約43%、胃がんのリスクが約52%高まるという報告があります。

〇大腸がん

大腸がんは、大腸表面の粘膜から発生するがんの総称です。

症状が進行すると、血便や下痢、残便感や腹痛などの症状に見舞われます。

また腫瘍が大きくなり、腸管の内腔が狭くなると、腹部の膨満感や嘔吐などにつながります。

歯周病を患っている方は、唾液を飲み込んだときに、歯周病菌が大腸へと運ばれていきます。

これにより大腸内で歯周病菌が増えると、DNAの損傷や異常な細胞増殖が起こり、大腸がんの原因になると考えられています。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病による慢性的な炎症や細菌の影響は、口腔がんのリスクを高めると考えられている

・歯周病に罹患すると食道がんのリスクが約43%、胃がんのリスクが約52%高まるという報告がある

・歯周病菌を飲み込み、大腸内で歯周病菌が増えると、DNAの損傷や異常な細胞増殖が起こり大腸がんの原因になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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