新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者で虫歯治療】虫歯治療で通院の間隔を空けなければいけない理由は?

虫歯治療は、何度か歯科クリニックに通院して完治させるのが一般的です。
1回の治療で終わるケースは、極めて初期の虫歯以外ではなかなか見られません。
また虫歯治療は、次の治療までの間隔をある程度空けるケースが多く見られます。
今回はこちらの理由について解説します。

治療の過程で時間が必要だから

例えば重度の虫歯に適用される根管治療の場合、感染した神経や細菌を完全に除去し、消毒するための薬剤を作用させる時間、歯茎などが回復するまでの期間が必要です。

また型取りをして詰め物や被せ物を作製する場合、歯科技工所での作製に通常1~2週間程度かかります。

さらに虫歯や歯周病は慢性疾患であり、時間をかけて進行するため、治療も段階的なアプローチが必要です。
一度にすべてを終わらせるのではなく、状態を確認しながら慎重に進める必要があります。

安全性と管理のため

虫歯を何本も患っているからといって、一度に複数の歯を治療したり長時間にわたる処置を行ったりすると、歯や歯茎に大きな負担がかかります。
こちらは、痛みや出血などの原因になりかねません。

また虫歯治療を進める過程において、歯茎の状態や噛み合わせの変化を正確に管理・調整しながら進めるために、間隔を空けて経過観察する必要があります。

そのため、1回目の治療の後は1週間後など、そこまでスケジュールが詰まるケースは少ないです。

保険診療のルールと効率性

日本の保険診療の制度上、一度に治療できる範囲や処置には制限が設けられています。
そのため、複数回に分け、間隔を開けながら虫歯治療を進めていくことになります。

保険が適用されない自由診療の場合、一度にたくさんの治療を行ったり、治療費も歯科クリニック側が自由に設定したりすることができます。
しかし、虫歯治療はセラミックなどの素材を用いらない限り、基本的には自由診療になることはありません。

また歯科クリニックには、毎日数多くの患者さんが来院します。
他の患者さんの予約や治療計画との兼ね合いもあるため、必ずしも希望する翌日などに虫歯治療の予約が取れないことがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯治療では、治療の過程で期間が必要なとき、どうしても通院の間隔が空くことがある
・患者さんの歯や歯茎の安全性を確保したり、状態を管理したりするためにも、治療と治療の間隔が必要
・保険診療のルール上、虫歯治療は複数回に分け、間隔を空けながら進めていかなければならない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。