虫歯は年齢に関係なく発症するものであり、当然年齢が高い方でも、歯の痛みや食事の不便さなどに悩まされることはあります。
ただし虫歯治療の注意点については、年齢や性別によって微妙に変わってきます。
今回は、高齢男性における虫歯治療の主な注意点について解説します。
全身疾患との関連
高齢男性は高血圧、糖尿病、心疾患などの持病を抱えているケースが多く、これらの病態や服用薬が治療に大きく影響します。
例えば糖尿病患者の方は免疫力が低下しているため術後の感染リスクが高く、傷の治りが遅くなる傾向があります。
また、血液をサラサラにする抗血栓薬を服用している場合、抜歯などの外科処置時に血が止まりにくくなるため、休薬の可否を含め主治医との調整が不可欠です。
日本歯科医師会でも、糖尿病や心疾患と歯周病の関係、全身疾患との関連性が強調されています。
治療前には必ずお薬手帳を提示し、現在の健康状態を正確に歯科医師へ伝えることが、安全な治療の第一歩です。
根面う蝕への対策
加齢や歯周病の影響で歯茎が下がると、本来は歯茎に隠れている歯の根元が露出します。
象牙質は表面のエナメル質に比べてやわらかく酸に弱いため、非常に虫歯になりやすいのが特徴です。
これを根面う蝕と呼び、高齢者の虫歯の大きな原因となっています。
特に男性は仕事中心の生活から退職後の生活に変わる際、食習慣やブラッシング習慣が乱れやすく、一気に進行するリスクがあります。
予防には、フッ化物配合の歯磨き粉の使用が効果的です。
ドライマウスの管理
高齢男性は加齢による唾液腺の機能低下に加え、血圧降下剤や抗不安薬などの副作用によって唾液の分泌量が減るドライマウスにも注意が必要です。
唾液には口の中を洗い流す自浄作用や、歯の表面を修復する再石灰化作用があります。
唾液が減るとこれらの機能が失われ、虫歯菌が繁殖しやすい環境になります。
特に独居や会話の機会が減った高齢男性は口を動かす機会が少なくなり、より乾燥が進む傾向があります。
そのため、こまめな水分補給や唾液腺マッサージを取り入れることで、口内の湿度を保つ工夫が求められます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・高齢男性は持病を抱えているケースが多く、これらの病態や服用薬が虫歯治療に大きく影響する
・男性は仕事中心の生活から退職後の生活に変わる際、食習慣やブラッシング習慣が乱れやすく、根面う蝕のリスクが一気に高まる
・独居や会話の機会が減った高齢男性は口を動かす機会が少なくなり、ドライマウスを発症しやすくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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