歯石取りは、スケーラーと呼ばれる器具を使用し、歯ブラシでは除去できない歯石を取り除く施術です。
では、歯石取りには一体どのような効果があるのでしょうか?
また、施術後は、どのようなことに注意して生活すれば良いのでしょうか?
今回はこれらの点を中心に解説したいと思います。
〇歯石取りにはどのような効果がある?
歯科クリニックで受ける歯石取りの効果としては、まず歯周病を予防する効果が挙げられます。
歯に付着した歯石は歯周病菌が溜まりやすく、放置すると歯周病を発症し、歯茎や骨まで炎症してしまうことがあります。
一方、早めに取り除けばこのような心配はありませんし、すでに歯周病を発症している方であっても、取り除いた後は徐々に症状が和らいでいきます。
また、歯石取りにおけるその他の効果としては、口臭の改善効果も挙げられます。
歯に歯石が付着すると周囲の歯茎は腫れ、腫れた歯茎から出る血液などにより、口臭が出やすくなります。
その他、歯石の表面はザラザラしているため、口内の細菌やプラークがくっつきやすくなり、こちらが発酵ガスを発生させることも、口臭がきつくなりやすい理由の1つです。
これらの問題を解決するためにも、歯石は歯科クリニックにおいて早めに除去しなければいけません。
〇歯石取りの施術後にはどのようなことに注意すべき?
歯科クリニックで歯石取りを受けた直後、歯の表面はツルツルの状態に戻ります。
つまり、歯周病菌などの細菌が付きにくく、良い口内環境が整うということです。
しかし、これまでと同じような生活を送っていると、再び同じ場所に歯石が付く可能性は極めて高いです。
そのため、フロスや歯間ブラシなどを使用し、歯と歯の間の汚れをしっかり落とすことを意識してください。
一般的に、食べカスは24時間前後でプラーク、48時間前後で歯石に変わるとされているため、上記のデンタルケアグッズを使用して、早めに除去することが大切です。
また、歯石取りを行った後の生活では、知覚過敏の症状が出ることがありますが、こちらは一時的であることが多く、それほど心配する必要はありません。
もし、知覚過敏の症状が出たのであれば、冷たいものや熱いものなどをなるべく避けるようにしましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯石取りはスケーラーと呼ばれる器具で歯石を取り除く施術
・歯石取りを受けることで、歯周病の予防や改善効果を得ることができる
・歯石取りを行うことで、歯石から発せられるガスが原因の口臭も改善される
・歯石取り後の生活では、冷たいものや熱いものを避け、フロスなどでデンタルケアをすべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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