新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者】根管治療後の再根管治療を防ぐにはどうする?

根管治療を行うことにより、歯の根まで進行した虫歯の症状が改善されます。

しかし、一度根管治療を行ったからといって、二度とその箇所で虫歯を発症しないというわけではありません。

再発時には、再根管治療を受ける必要があります。

今回は、再根管治療を防止するための方法について解説します。

〇正しい歯科クリニック選び

再根管治療を防ぐには、まず正しい歯科クリニック選びが大切です。

環境が整った歯科クリニックで根管治療を受ければ、虫歯再発のリスクは軽減されます。

根管治療が必要な歯は細菌感染が原因であり、その細菌をできる限り少なくすることが治療の本質です。

そのため、使用する器具・器材の減菌処理の徹底など、感染を防止する環境が整った歯科クリニックがおすすめです。

また、治療に関しても、以下に根管内を無菌状態にするかが鍵になります。

具体的には、治療箇所以外の口腔内全体をゴムシートで覆うラバーダムという治療法が採用されているところを選びましょう。

〇日々のブラッシングを徹底する

再根管治療を防止するには、日々のブラッシングを徹底することも大切です。

ブラッシングが不十分だと、被せ物と歯の間に汚れが溜まり、細菌も増殖します。

やがて細菌は内部に進行し、一度治療した根の先で繁殖することで、虫歯が再発します。

そのため、特に被せ物と歯の間は丁寧に磨かなければいけません。

また、被せ物を装着すると、どうしても自身の歯との境目ができてしまいます。

境目のケアについては、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシの使用も欠かせません。

〇定期検診を受ける

根幹治療後の再根管治療は、歯科クリニックの定期検診を受けることでも防止できます。

治療後に歯の内部が悪くなっているかどうかは、症状がないと確認できません。

また、内部に膿が溜まっているかどうかも、レントゲン検査をしなければ発見は難しいです。

そのため、歯科クリニックに通い、健康な状態を維持できているか確認するのが大切です。

定期検診を受けていれば、もし再発が始まっていたとしても、初期段階で早々に対処することができます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・再根管治療を防ぐには、減菌処理が徹底された歯科クリニックを選ぶべき

・細菌の侵入を防ぐラバーダムが採用されている歯科クリニックを選ぶのもポイント

・日々のブラッシングでは、歯と被せ物の境目を重点的に磨くのが大切

・定期検診を受ければ、虫歯が再発しても早めに対処することができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療を行うと歯の寿命が短くなるって本当?

根管治療を行うことで、虫歯の強い痛みがなくなります。

また抜歯を回避しつつ、虫歯の進行を食い止めることにもつながります。

しかし歯の神経を除去すると、歯の寿命が短くなることが懸念されます。

ここからは、なぜ根管治療が歯の寿命を短くすることになるのかについて解説します。

〇虫歯の発見が遅れる

根管治療で歯の寿命が短くなる原因としては、虫歯の発見が遅れることが挙げられます。

歯の神経には“痛い”、“しみる”といった歯の異常を教えてくれる役割があります。

しかし痛みが発生しないと、歯の内部で虫歯が進行していても気づきにくいです。

よって治療が遅れてしまい、歯の寿命も短くなるという仕組みです。

また虫歯治療は基本的に、遅れれば遅れるほど大がかりになる傾向にあります。

もちろん治療にかかる費用や時間も多く必要になります。

〇歯が脆くなる

根管治療を行うと歯が脆くなります。

こちらも歯の寿命が短くなる原因の一つです。

歯の神経を除去すると周囲の血管も失われます。

よって歯に必要な水分や栄養が届かなくなり、歯が脆くなります。

また歯の強度が低下すると、当然破折のリスクが高まります。

例えばせんべいなど硬いものを食べるだけで、簡単に折れることも考えられます。

歯が折れてしまえば、抜歯につながるケースが多いです。

特に被せ物の土台に金属を使用している場合は注意が必要です。

コアと脆くなった歯の根が触れることで割れてしまう可能性があります。

〇歯根が感染する可能性がある

根管治療を行った後、再び歯根が感染する可能性があります。

これによって歯の寿命が短くなることも考えられます。

根管治療の際に細菌を除去しきれなかった場合、根尖病変を発症することがあります。

根尖病変は、歯根が細菌に感染して炎症を起こす病気です。

発症すると強い痛みを感じたり、膿が出てきたりします。

さらに根尖病変を発症すると、健康な歯へ影響が出ることも考えられます。

つまり根管治療を行った箇所以外も、歯の寿命が短くなる可能性があるということです。

ちなみに根尖病変は再根管治療で対応しますが、改善しない場合は抜歯が必要です。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療を受けると虫歯の発見が遅れて重症化し、歯の寿命が短くなることがある

・根管治療を行うと歯に水分や栄養が届きにくくなり、破折のリスクが高まる

・根管治療後に根尖病変が見られると、健康な歯にも影響が出ることが考えられる

・再根管治療で根尖病変が改善しない場合は抜歯が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後に必要な経過観察について

根管治療を行うことで、神経にまで到達した虫歯の症状が改善します。

しかし根管治療は神経を除去すれば完全に終了するわけではありません。

治療後は順調に治っているかどうかの経過観察が必要です。

今回は経過観察の必要性や期間、問題が発生したときの対処法について解説します。

〇根管治療後の経過観察の必要性

根管治療後の経過観察は、成功か失敗かを判断するためには必要不可欠です。

根管治療は根尖病変を除去するためのものです。

根尖病変は、細菌感染などによって発症した根の先端付近の病気です。

しかし根管治療を受けても、根尖病変が治っているかすぐにわからないことがあります。

痛みがなくなったり、歯茎の腫れが引いたりすればわかりやすいです。

一方自覚症状がなかった症例については、すぐに成功と失敗の判断がつきません。

治療後は成功したように見えても、数ヶ月で痛みが再発するケースもあります。

よって根管治療後には、レントゲンやCTによる経過観察が必要です。

〇根管治療後の経過観察の期間

根管治療後は、最低でも3ヶ月は経過観察を行わなければいけません。

3ヶ月という期間は、治療後に骨が戻り始めるまでの期間です。

ただしこの期間中ずっと噛めない状態が続くのかというとそうではありません。

根管治療後1ヶ月が経過した段階で症状がなければ、一度仮歯を装着します。

また患者さんの感覚が正常に戻るまでには、もう少し期間が必要です。

具体的には治療後6ヶ月経過して問題がなければ、患部は完治したと言えます。

〇根管治療後に虫歯が再発した場合

根管治療後の経過観察を行っていく中で、虫歯の再発が見つかったとします。

このようなケースでは再根管治療が行われます。

まずは被せ物や内部の土台を除去し、根管内の汚染された組織を除去していきます。

完了したら再度薬を詰め、土台や被せ物を装着します。

また再根管治療は、すでに神経がない状態で行われます。

以前の根管治療で神経は除去されているからです。

よって麻酔は使用しないことが多いです。

ちなみに再根管治療の成功率はそれほど高くありません。

ただしマイクロスコープなどが使用できる場合は成功率が上がります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療後は成功か失敗かを判断するための経過観察が必要

・経過観察の期間は最低3ヶ月、感覚が正常に戻るまでは6ヶ月ほどかかる

・根管治療後に虫歯が再発した場合は再根管治療を行う

・マイクロスコープなどを導入している歯科クリニックは再根管治療の成功率が高い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療が難しい場合の選択肢について

重度にまで進行した虫歯でも、根管治療で改善できる可能性があります。

根管の中の細菌や汚れを取り除くことにより、ある程度痛みや腫れは改善します。

しかし場合によっては、根管治療が難しいほど虫歯が進んでいることがあります。

今回はこのような場合の選択肢について解説したいと思います。

〇まずは根管治療を行う

根管治療が難しいほど重度の虫歯でも、まずは根管治療を実施するケースが多いです。

しかし、こちらの方法は予後があまり期待できません。

虫歯が極端に大きい場合、削ると歯冠部(歯茎から出ている歯)はほとんどなくなります。

また過去にも根管治療を行っている場合、根管壁をかなり削っています。

よってもう一度根管治療を行うと、強度不足で割れる可能性があります。

おそらく治療が完了しても、短期間で問題が起こることが予想されます。

〇インプラントも選択肢の一つ

根管治療が難しい方の選択肢としては、インプラントも挙げられます。

虫歯が重度で抜歯せざるを得ない場合は、インプラントが適しています。

インプラントを行うには抜歯が必要です。

しかしインプラントは、機能面・見た目ともに天然歯とほぼ変わりません。

そのため、慣れれば抜歯をしたことを忘れるくらい使いやすくなります。

またインプラントの寿命は一般的に10~15年です。

適切なメンテナンスをすれば長持ちするため、再治療を避けたい方にはおすすめです。

もちろん、インプラントは人工物のため虫歯になりません。

今まで根管治療後の再発に苦しんでいた方は、そういった悩みから解放されます。

〇ブリッジが採用されることも

根管治療を行うのが困難である場合、ブリッジが採用されることもあります。

ブリッジは入れ歯のように毎日取り外し、手入れをする必要がありません。

また場合によっては、保険の範囲内でも行うことが可能です。

ただし根管治療以外の選択肢としては、インプラントと比べて劣る点が多いです。

例えばブリッジの治療を行う場合、隣の健康な歯も削らなければいけません。

そのため、少しでも歯を失いたくない方にとってはデメリットです。

ちなみに、残っている歯が少ない場合は適用できないこともあります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療が困難な場合でも、まずは根管治療で対応することが多い

・重度の虫歯で過去にも根管治療を行っている場合などは、成功率が極めて低い

・虫歯が重く抜歯せざるを得ない状況の場合はインプラントがおすすめ

・ブリッジが採用されることもあるが機能面などはインプラントの方が上

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療後の土台に使用される素材について

根管治療は歯の神経を除去するための治療です。

また歯の神経を除去した後の歯は大きく欠損します。

そのため被せ物をする際、大きく欠損した部分を補填して土台をつくる必要があります。

では根管治療後に使用される土台にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は素材の種類と特徴について解説します。

〇レジンコア

レジンコアは、金属のピンで補強したプラスチックの土台です。

保険が適用されるため費用が安く、歯を削る量が少ないのがメリットです。

また後述するメタルコアより歯根が破折する心配も少ないです。

金属アレルギーのリスクも低く、安全性があります。

ただし弾性や強度、耐久性については他の素材よりも劣ります。

再治療が必要になった場合は、金属ピンの除去も困難です。

さらに金属による暗い影があるため、審美性はそれほど高くありません。

〇メタルコア

メタルコアは、保険診療の中でももっとも一般的な金属の土台です。

コア自体に強度があり、レジンコアと同様に費用はリーズナブルです。

また製作手順がシンプルなことから、歯の状態や術者の技術に影響されにくいです。

一方で金属は歯より硬く弾性がないため、歯根破折のリスクがあります。

金属アレルギーやメタルタトゥー(金属が溶け出す現象)の危険性も無視できません。

その他、レジンコアやファイバーコアと比べて歯を削る量が多いのもデメリットです。

〇ファイバーコア

ファイバーコアは金属を使用しない素材でできた土台です。

レジンをグラスファイバーというガラス繊維で補強してつくられます。

2003年に厚生労働省に認可された比較的新しい素材です。

硬さや弾性が天然歯とほぼ同じであるため、歯根破折のリスクは低いです。

強度や耐久性があり、歯に似た白さのため審美性も高いです。

その上金属アレルギーや、金属の溶け出しによる歯茎の変色もほとんど見られません。

もし再治療が必要になったとしても除去が容易です。

しかしファイバーコアは保険適用外のため、費用は高くなります。

歯科クリニックにもよりますが、金額は1本20,000~30,000円のところが多いです。

また歯質が極端に少ない場合などには適用できません。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・レジンコアは安全性が高い反面、弾性や耐久性については他の素材よりも劣る

・ファイバーコアは高い耐久性や審美性、安全性などメリットが多い素材

・ファイバーコアは保険適用外のため費用は高額になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療で使用する保険適用の補綴物について

根管治療では、まず数ヶ月かけて根管内の細菌や汚れを除去します。

最終的に補綴物の治療が可能と判断できたら、治療箇所に補綴物を装着します。

またこのとき選ばれる材料には、保険適用と自由診療のものがあります。

今回は、根管治療で使用する保険適用の補綴物の種類や特徴を解説します。

〇硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、被せる歯全体が硬質のプラスチックで作製されたものです。

色が白いため天然歯と馴染みやすく、審美性を重視する方にはおすすめです。

金属アレルギーが起こる心配もありません

ただし、唾液や飲食物の影響で変色しやすいというのはデメリットです。

また歯を削る量が多く、慢性的に歯茎が腫れる可能性もあります。

ちなみに硬質レジンジャケット冠は前歯と小臼歯、犬歯のみが保険適用の範囲内です。

奥歯の根管治療には保険が適用されません。

〇硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠は、金属のフレームにプラスチックを貼り付けた補綴物です。

硬質レジンジャケット冠と同じく、色が白く自然です。

また中身が金属のため強度が高く、強い噛み合わせにも耐えることができます。

しかし装着から年月が経つと光沢が失われ、審美性を損ないます。

その他、金属部分が見える可能性があるのもデメリットです。

大きく口を開けると、裏側から金属が見えます。

硬質レジンジャケット冠とは違い、金属アレルギーのリスクもあります。

〇銀歯

銀歯は保険適用の補綴物の中でももっとも一般的なものです。

丈夫で割れにくく、噛む機能が回復しやすいというメリットがあります。

値段に関しても非常に安価で手を出しやすいです。

ただし根管治療においては、極力銀歯は使用しないことをおすすめします。

銀歯を使用すると再感染のリスクが高まります。

こちらは噛むときの圧力により、少しずつ変形して歯との間に隙間ができるからです。

また銀歯は金属アレルギーのリスクもありますし、メタルタトゥーも見られやすいです。

メタルタトゥーは、金属が唾液や飲食物の影響で溶け出すというものです。

溶け出した金属は、歯茎に黒い色素を沈着させます。

銀歯は溶けやすいため、他の金属素材よりも特にメタルタトゥーのリスクが高いです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・硬質レジンジャケット冠は審美性が高いものの変色しやすい

・硬質レジン前装冠は強度が高い一方で、裏側から金属が見えるリスクがある

・銀歯は保険適用の補綴物でももっとも安価な素材

・銀歯は根管治療後の再感染リスクが高いため、なるべく使用を避けるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療の一種である外科的歯内療法とは?

根管治療は歯の内部の細菌を取り除き、痛みや腫れを改善する治療です。

何度か治療を繰り返し、最終的に薬を詰めることで虫歯の再発を防ぎます。

またこちらの治療は、さらに細かい種類に分けられます。

その一つが外科的歯内療法と呼ばれるものです。

今回はこちらの治療について解説したいと思います。

〇外科的歯内療法の概要

外科的歯内療法は、通常の根管治療では対応できない症状に対して行われるものです。

通常の根管治療では、根管の内側から歯根を洗浄します。

つまり歯を削り、穴が開いた部分からアプローチしていくということです。

一方外科的歯内療法は、歯の外側から治療を進めていきます。

具体的には歯茎を切開し、そこから膿をかき出したり歯根の先を切り取ったりします。

こちらは歯根端切除術とも呼ばれます。

〇外科的歯内療法の適応例について

外科的歯内療法である歯根端切除術が適応されるのは以下のようなケースです。

・通常の根管治療を行ったが痛みや違和感が消えない場合
・歯根の先に膿の袋ができ歯茎の炎症が起きている場合
・被せ物を外すのが困難な場合
・被せ物を外さず治療を受けたい場合
・歯根の先の病変が大きい場合 など

根管治療は痛みや違和感をなくすための治療です。

しかし何度行っても症状が改善しない場合、外科的歯内療法が行われることがあります。

その他、通常の根管治療ができない場合は基本的にこちらの治療を検討します。

ただしすべての歯科クリニックで対応しているわけではありません。

〇意図的再植術について

外科的歯内療法には、歯根端切除術のほかにも意図的再植術というものがあります。

こちらは根尖病巣などがある場合に、歯を抜いて病巣の治療を行うものです。

このとき抜いた歯に関しては、治療後元の場所に戻します。

根管治療においては、他の治療での対応が難しい場合の最終手段として検討されます。

ただし症例によっては、抜歯の負担に耐えられずに歯が割れることがあります。

また根の吸収が起きることも考えられます。

このことから、経過観察も含めながら慎重に治療を進めていきます。

ちなみにこちらの治療は1回で済みますが、治療時間は1~2時間を要します。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・外科的歯内療法は、通常の根管治療では対応できない症状に対して行われる治療

・歯茎を切開して膿をかき出したり、歯根の先を切り取ったりする歯根端切除術が一般的

・何度根管治療を行っても症状が改善しない場合に用いられることが多い

・歯根端切除術でも対応が難しい場合は意図的再植術が採用されることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療を途中でやめるとどうなる?

根管治療は、原則1回の治療で終わらせることができません。

歯の根の細菌や汚れを除去し被せ物を装着するまでは、複数回の治療が必要です。

しかし患者さんの中には、途中で歯科クリニックに通うのをやめてしまう方もいます。

今回は、根管治療を途中でやめることのリスクについて解説したいと思います。

〇虫歯がさらに悪化する

根管治療を中断してしまうと、虫歯がさらに悪化するおそれがあります。

根管治療で神経を取り除いた歯は痛みを感じなくなります。

しかし痛みがなくなったからといって、治療が完了しているわけではありません。

この状態で治療をやめてしまうと、仮蓋の隙間から再び細菌が侵入します。

歯根の中に、除去しきれていない細菌が残っていることも考えられます。

そのため、歯の内部で虫歯が悪化します。

また痛みを感じない分、気付かないうちに重症化する可能性も高いです。

重症化したときには歯茎や顎骨まで感染が拡大し、より症状は深刻になります。

〇抜歯の可能性が高くなる

根管治療を途中でやめると、抜歯の可能性も高くなります。

根管治療を最後まで受ける場合、根管内にはきちんと薬剤が充填されます。

しかし中断した場合は神経を抜いた部分が空洞化しています。

そのため歯質が非常に脆くなっていて、強い力に耐えられません。

このような状態で歯に強い力を加えると、歯根破折のリスクが高まります。

また歯根破折を起こすと歯を残存させるのが難しくなり、抜歯が必要になります。

ちなみに抜歯をすると、その部分に他の治療を行う必要も出てきます。

例えば入れ歯やブリッジ、インプラントなど歯を補うための治療費がかかります。

〇仮蓋や被せ物の不具合が起こる

根管治療を途中でやめると、仮蓋や被せ物の不具合が起こります。

仮蓋はすぐに取り外すことが前提のため、長期的な耐久力はありません。

しばらくすると取れてしまったり、再び症状が出てしまったりすることがあります。

また歯型を取って被せ物を装着する直前に治療をやめると、被せ物が合わなくなります。

もちろん被せ物が合わなければ再度作製しなければいけません。

こちらには費用も時間もかかります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管治療を途中でやめると再び細菌に感染し、虫歯が悪化することがある

・根管治療が完了していない歯は歯根破折が起こりやすく抜歯のリスクが高まる

・抜歯を行うと入れ歯やブリッジ、インプラントなど他の治療を受けなければいけない

・根管治療を途中でやめると仮蓋や被せ物にも不具合が生じる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。

【新潟の歯医者】根管治療で使用する薬剤の役割や種類

根管治療は、根管内部の細菌や汚れを除去するための治療です。

またこちらの治療における重要な工程の一つに、薬剤を詰めることが挙げられます。

薬剤がなければ治療は成立せず、治療後のリスクも高まります。

ここからは、根管治療で使用する薬剤の役割や種類を中心に解説します。

〇根管治療で薬を詰める際の流れ

根管治療で薬を詰める作業は貼薬(ちょうやく)と呼ばれます。

根管の清掃を行った後、根管内部に抗生剤や殺菌効果のある薬を入れます。

こちらは根管清掃とあわせて繰り返し行い、根管内部を徹底的に清掃します。

また根管清掃および貼薬期間中は、仮の蓋をして患部を保護します。

ちなみに根管清掃と貼薬で根管内部がキレイになったら、根充を行います。

根充は薬で患部を密閉する作業であり、被せ物を装着する直前に実施されます。

〇根管治療で使用する薬剤の役割

根管治療で使用する薬には、歯根の中に細菌が入るのを防ぐ役割があります。

細菌が根管に入ると、歯の成分を栄養として細菌が増殖します。

こうなると炎症を引き起こし、再度根幹治療を行わなければいけません。

薬剤があれば、このような状況を防いでくれます。

また薬剤には、歯根内に残った細菌が増えないようスペースを埋める役割もあります。

薬剤で根管内を封鎖することで、細菌が増えるスペースを少なくできます。

さらに治療した歯根を破折から守ることも、薬剤の重要な役割です。

根管治療を行った歯は歯根の内側を削っているため、厚みが少なくなります。

薄くなると破折しやすくなりますが、貼薬を行うことで歯を内側から補強できます。

〇根管治療で使用する薬剤の種類

根管治療で使用する薬剤には主に以下の種類があります。

・MTAセメント
・ガッタパーチャ+接着剤
・バイオセラミック含有ガッタパーチャ+バイオセラミック接着剤

MTAセメントは強いアルカリ性であり、殺菌性が強いのが特徴です。

またガッタパーチャ+接着剤は保険適用で安価な薬剤です。

治療法も簡単なため、根管治療ではよく採用されます。

ちなみにバイオセラミック含有のガッタパーチャは、生体と相性が良いです。

根管内部で膨らむため隙間ができにくく、再発のリスクも低くなります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・根管の清掃を行った後には根管内部に抗生剤や殺菌効果のある薬を入れる

・根管治療で使用する薬には歯根の中に細菌が入るのを防ぐ役割がある

・根管内の細菌増殖を防いだり、歯根の破折を防いだりする役割もある

・根管治療で使用する薬剤にはMTAセメントやガッタパーチャなどの種類がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】保険診療の根管治療と自由診療の根管治療の違い

虫歯菌に侵された神経や歯を除去する場合、根管治療を受けることになります。

また根管治療には、保険診療のものと自由診療のものがあります。

これらは同じ種類の治療でありながら、それぞれ異なる特徴を持っています。

今回は保険診療の根管治療、自由診療の根管治療の違いを解説します。

〇費用

保険診療と自由診療とでは、まず費用が変わってきます。

保険診療の根管治療は、2,000~3,000円程度が一般的です。

とてもリーズナブルに受けられます。

一方自由診療の根管治療は、70,000~150,000円と高額です。

ただし自由診療の場合、治療する箇所によって金額が変わるケースが多いです。

例えば根の数が少ない前歯の治療は、安く受けられる可能性があります。

これに対し奥歯は根の数が多く、根管の状態が複雑になっています。

このことから治療の難易度が高く、費用も高くなる傾向にあります。

〇治療内容

保険診療の根管治療と自由診療の根管治療とでは、治療内容も大きく異なります。

保険診療の場合は事前にレントゲン撮影を行い、患部を確認しながら進めていきます。

治療の際は虫歯を削り、細長い針状の器具で根管の汚れをかき出していきます。

しかしこちらの器具はしなやかさがありません。

そのため根管の先端まで届きにくく、成功率は50%程度とされています。

一方自由診療の根管治療では、保険診療では使用できない器具や機器を使用します。

具体的にはCTやマイクロスコープ、ラバーダムなどが採用されます。

このことから治療の正確性がアップし、成功率も跳ね上がります。

もちろん再発率についても、自由診療の方が低いです。

〇治療回数

保険診療と自由診療には、治療回数の違いもあります。

保険診療の根管治療は、治療回数が多くなる傾向にあります。

場合によっては10回以上通わなければいけないことも考えられます。

こちらは患者さんにとって大きな負担です。

ただし1回の治療にかかる時間は30分程度と短めです。

これに対し自由診療の根管治療は、治療回数が少なめです。

特に前歯の場合は比較的難易度が低く、1回で治療が完了することもあります。

その代わり、1回の治療にかかる時間は60~90分と少し長めです。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・保健診療の根管治療と自由診療の根管治療はで費用が大きく異なる

・自由診療の根管治療は前歯が安価、奥歯が高額になりやすい

・自由診療の根管治療ではCTやマイクロスコープ、ラバーダムなどが使用できる

・治療回数は保険診療の方が多く、1回の治療時間は自由診療の方が長い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。