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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病になりにくいお酒の飲み方について

歯周病は、数々のリスクファクターがある疾患として知られています。
リスクファクターとは、特定の疾患の発症率を高める要因のことをいい、歯周病では喫煙や歯並び、ストレスなどが該当します。
またお酒についても、歯周病のリスクを高めやすい因子の一つです。
今回は、歯周病になりにくいお酒の飲み方を中心に解説します。

蒸留酒を選ぶ

歯周病のリスクを減らすためには、なるべく蒸留酒を選ぶようにしましょう。
なぜなら、歯周病を悪化させやすい糖分の含有量が少ないからです。

蒸留酒は、発酵させた液体を蒸留して作られるお酒です。
代表的なものにはウイスキーやブランデー、焼酎やジン、ウォッカやラムなどがあります。

液体を熱して気体にし、それを冷やして液体に戻すという工程でつくられる蒸留酒は、糖分がほとんど含まれていません。
ただしアルコール度数が高いものが多いため、飲みすぎには注意が必要です。

甘いジュースなどで割らずに飲む

お酒を飲む際は、甘いジュースなどで割らずに飲むことにより、歯周病のリスクを下げることができます。

例えばカクテルなどは、蒸留酒が使われているものが多いですが、オレンジジュースなどを割材に使用するケースがほとんどです。
そのため、糖分の摂取量が多くなり、歯周病を発症しやすくなります。

ちなみにウイスキーを炭酸で割るハイボールや、焼酎の炭酸割りなどについては、血行を改善することで歯周病予防に役立つことがあります。
ただし炭酸水には酸性成分が含まれているため、摂取しすぎると歯を溶かしてしまうリスクがあります。

お酒が弱い方は歯周病になりやすい?

お酒が弱い方は、そもそも歯周病の発症リスクが高いため、飲酒によってさらにリスクを高めないように注意しなければいけません。

あまりお酒が飲めない方は、飲酒時に顔が赤くなったり、心臓がドキドキしたりすることがあります。
こちらは、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドという成分の毒素が原因です。

またアセトアルデヒドの分解・排出能力が高い方(お酒が強い方)に比べ、飲酒後すぐ顔が赤くなる方は、歯周病のリスクが4.28倍も高くなるという研究結果が出ています。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病のリスクを軽減するには、糖分が少ないウイスキーやブランデーなどの蒸留酒を選ぶべき
・蒸留酒を飲む場合であっても、甘いジュースなどで割るのはNG
・お酒が弱い方はアセトアルデヒドの分解・排出能力が低く、特に歯周病を発症しやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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