総入れ歯と聞くと、ある程度年齢を重ねた方が装着するイメージがあるかもしれませんが、実際はそうとは限りません。
若い方であっても、総入れ歯の装着を余儀なくされ、食事や会話などに支障が出ることもあります。
ここからは、若い方が総入れ歯になってしまう主な原因について解説します。
〇重度の虫歯、歯周病
虫歯は原因菌が生成される酸が歯を溶かすことにより、症状として現れます。
そして、こちらは一度でも治療すると、再発の可能性が高くなるため、いかに早く虫歯予防に取り組むかがポイントになります。
しかし、忙しいことや面倒なことなどを理由に、歯を磨かなかったり、歯科クリニックに行かなかったりすると、虫歯は重度にまで進行し、若くてもほとんどの歯を失って、総入れ歯になる可能性はあります。
また、歯周病に関しても、重症化すると歯を支える骨が破壊され、神経や血管にも細菌が感染します。
これによって歯が抜け落ちた場合も、再生するのは難しく、総入れ歯を余儀なくされることが考えられます。
〇事故、転倒
交通事故や転倒などの外傷による歯の破損も、若い方が歯を失い、総入れ歯になってしまう原因の一つです。
交通事故に巻き込まれたり、転倒したりしたとき、顔を強く打つことで、歯が大きく破損することがあります。
また、事故による破損の場合、頬や唇といった周囲の組織も損傷するケースが多く、歯根や神経にまでダメージが及ぶ可能性が高いです。
このように、治療で修復が困難なほど歯が破損した場合や、感染のリスクが高い場合などは、残念ながら抜歯が必要になり、失った本数によっては、総入れ歯を適用します。
〇歯科恐怖症
先ほど、重度の虫歯や歯周病が総入れ歯につながるという話をしましたが、歯科恐怖症の方は、このような状況になりやすく、若くても総入れ歯のリスクが高まります。
歯科恐怖症とは、子どものときに受けた歯科治療などがトラウマになり、歯科クリニックに強い拒否反応を示す症状をいいます。
重度の方は、歯科クリニックで治療を受けようとするだけで、嘔吐や意識障害を引き起こすこともあり、非常に厄介です。
そのため、まずは歯科クリニックの中でも、心療歯科などを受診することをおすすめします。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・忙しいことや面倒なことを理由に、重度の虫歯や歯周病を放置していると、若くても総入れ歯の可能性が高まる
・事故や転倒による歯の破折、その周辺組織の損傷も、総入れ歯につながる原因の一つ
・歯科恐怖症の方は虫歯や歯周病治療を受けるのが難しく、若くても総入れ歯になりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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