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予防歯科につながる“清掃性食品”について解説します

虫歯や歯周病といった口内のトラブルは、歯科クリニックで行うケアだけでなく、自宅で行うセルフケアでも予防できます。

また、セルフケアの代表的な方法の1つに、虫歯や歯周病につながりにくい食品選びが挙げられます。

今回は、予防歯科につながる“清掃性食品”について解説したいと思います。

〇清掃性食品の概要

歯に付着したプラークを落とす方法と言えば、ブラッシングやうがいなどが挙げられますが、食べることである程度口内が清潔になる食品というものが存在します。

こちらが清掃性食品です。

また、清掃性食品には、歯の表面にこびりついた汚れを落とす直接清掃性食品、唾液の分泌を促進し、汚れを洗い流してくれる間接清掃性食品の2種類が存在します。

それぞれどのようなものが当てはまるのか見てみましょう。

〇直接清掃性食品

直接清掃性食品とは、粘膜に付着した汚れを取り除き、キレイにしてくれる効果のある食品で、食物繊維を豊富に含み、なおかつ糖質や油分等を含んでいないものを指しています。

具体的には、以下のような食品です。

・ニンジン
・ゴボウ
・レタス
・セロリ

特に、ニンジンやゴボウは予防歯科につながりやすい食品であり、硬くてなかなか溶けないため、飲み込むまでに何度も咀嚼する必要があります。

また、咀嚼の回数が増えることで、唾液が多く分泌され、口内の汚れが洗い流される効果も期待できます。

〇間接清掃性食品

間接清掃性食品とは、口に含むことで唾液の分泌を促し、食べカスが口内に滞ることを防いでくれる食品をいいます。

代表的なものには、梅干しやレモンなどの酸味があるものが挙げられます。

唾液が分泌されると、口内が酸性からアルカリ性へと傾き、酸によって歯が溶け出すのを防止します。

食事をした後、すぐに歯磨きを行って食べカスを除去することができれば良いですが、誰もがそのような環境にいるとは限らないため、間接清掃性食品で口内をアルカリ性に傾けることはとても重要です。

ちなみに、これらの清掃性食品とは真逆の食べ物に、停滞性食品というものがあります。

こちらは、ポテトチップスやパン、カレーなど、糖分や油分を多く含み、歯にくっつきやすい食品であり、虫歯などのリスクを高めます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・清掃性食品は、食べるだけで口内をキレイし、予防歯科の効果を高める食品

・直接清掃性食品は、食物繊維の働きにより歯の汚れを取り除く効果がある

・間接清掃性食品は、唾液の分泌を促し、口内を酸性からアルカリ性に傾ける

・ポテトチップスやパンなどの停滞性食品は口内トラブルのリスクを高める

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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スタッフ一同、心よりお待ちしております。