マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットなどを使用せず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす矯正方法です。
こちらには、装置が目立ちにくい、簡単に取り外せるといったメリットがありますが、一方で注意しなければいけない点もいくつかあります。
今回は、こちらの内容について解説します。
〇食事について
歯科矯正に用いるマウスピースは、食事の際に必ず外さなければいけません。
マウスピースをしたまま食事をすると、歯とマウスピースの間に食べカスが残り、細菌が繁殖します。
もちろん、こちらは口臭や虫歯、歯周病の原因にもなります。
また、マウスピースを装着したままだと、食べ物や飲み物の色素が付着し、見た目が悪くなってしまうこともあります。
その他、食事の際にマウスピースを強く噛みしめることにより、形が歪んでしまったり、破損してしまったりするおそれもあります。
〇装着時間について
歯科矯正用のマウスピースは、1日17~20時間という長時間の装着が必要になります。
そのため、取り外しが可能とはいえ、装着時間を短くしたり、うっかりつけるのを忘れて外出したりしてしまうと、効果が出ないことも考えられます。
また、装着時間を守らないことで、当然治療期間は長くなりますし、計画通りに歯が動かず、マウスピースが合わなくなってしまうことも考えられます。
ちなみに、不適合のマウスピースを無理やりはめ込むことにより、強い痛みや圧迫感が生まれ、歯肉退縮のリスクも上がってしまうため、注意しなければいけません。
〇痛みについて
マウスピース矯正を始めて2~3日後は、ある程度の痛みが発生します。
通常、歯はしっかりとした骨に支えられているため、簡単には動きません。
しかし、マウスピースによって継続的に力を加えることにより、歯の周りの骨が変形し、徐々に歯が移動し始めます。
つまり、歯に負荷をかけることで歯並びを整えるため、歯が動き始めた頃はどうしても痛みを感じやすくなるということです。
ただし、こちらの痛みは長期間継続するわけではありません。
装着後1週間もすれば、歯が移動して痛みが落ち着くケースがほとんどです。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスピースをしたまま食事をすると、虫歯や歯周病、着色や破損のリスクが高まる
・マウスピースの装着時間をきちんと守らなければ、矯正効果は得られない
・装着時間を守らないことにより、マウスピースが合わなくなることもある
・マウスピース矯正を始めて2~3日後は、歯が移動することによる痛みが発生しやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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