矯正用マウスピースは、1日20時間以上装着し、段階に応じて自身で交換することにより、少しずつ歯並びが整っていきます。
しかし、薄い素材でできているため、普段の生活や習慣において注意しなければ割れる可能性があります。
ここからは、矯正用のマウスピースが割れてしまう主な原因について解説します。
〇装着したまま食事をする
矯正用マウスピースは、ほぼ1日中装着するものですが、食事をするときは基本的に取り外さなければいけません。
装着したまま食事を摂り、硬いものなどを噛むことで、マウスピースを傷付けてしまいます。
また、傷が付いたまま使用し続けると、マウスピースに過度なストレスが加わり、変形したり、割れたりすることが考えられます。
〇正しい方法で保管しない
矯正用マウスピースは、取り外した後に専用の保管ケースに入れることが推奨されています。
しかし、中には手間がかかることから、ケースに入れずにそのまま机などに置いてしまう方もいるかと思います。
このような保管の仕方をしていると、マウスピースを置いていることを忘れ、上からものを置いたり、落としたりすることで、割れるリスクが高くなります。
また、外出時には、ケースではなくティッシュやタオルに包むという方もいますが、このような状態でポケットやバッグに入れてしまうと、ぶつかったり他の荷物に触れたりして割れる危険性があるため、注意しなければいけません。
〇歯ぎしり、食いしばり
日中、就寝中を問わず、歯ぎしりや食いしばりが見られる方は、マウスピースの負担が大きくなり、割れやすくなります。
歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる力は、その方の体重ぐらいとされています。
また、就寝中の歯ぎしりに関しては、顎の骨に500~1,000kgもの力がかかるとされていて、マウスピースがこれほどの負担に耐えるのは簡単なことではありません。
歯ぎしりや食いしばりについては、基本的に無意識に起こっているため、朝起きたときに顎がだるかったり、原因不明の頭痛や肩こりに悩まされていたりする方は、一度歯科クリニックに相談することをおすすめします。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・矯正用マウスピースを装着したまま食事をすると、キズの原因になる
・傷付いたマウスピースを使用し続けると、変形したり、割れたりする可能性がある
・ケースで保管しないことにより、矯正用マウスピースが割れるリスクは高くなる
・歯ぎしりや食いしばりがある場合、マウスピースにかかる負担は非常に大きくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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