新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟市西区新潟大学前駅の歯医者】カリエスプロの安全性について

1998年にスウェーデンで開発されたカリエスプロは、9年後に厚生労働省から認可され、日本国内でも使用できるようになりました。

薬剤によって虫歯を溶かすというまったく新しい治療であり、こちらは安全性についても考慮されています。

今回は、カリエスプロの安全性について解説します。

〇虫歯の部分にだけ作用する

カリエスプロは、薬剤で虫歯を溶かす方法であり、このとき作用するのは歯の虫歯部分のみです。

例えば歯茎や舌などの軟組織、歯の表面の硬い組織であるエナメル質などには一切作用しないため、安全性が高いです。

また、歯の神経である歯髄への影響も報告されていません。

そのため子どもや高齢の方、歯科恐怖症や痛みに敏感な方にはピッタリの治療法です。

〇ドリルを極力使用しない

カリエスプロが安全な理由としては、ドリルを極力使用しない治療であることも挙げられます。

一般的な虫歯治療では、虫歯になった部分をドリルで削り、その後コンポレットレジンや詰め物・被せ物で補います。

しかし、こちらの治療法は感染リスクや歯に与える影響が大きいです。

虫歯を削ることで、露出した歯髄が感染する可能性があります。

こちらが進行すると、歯の根の治療である根管治療が必要になることも考えられます。

また歯を多く削ると構造が弱くなり、歯が欠けやすくなったり、熱や冷たさなどに対して敏感になったりします。

一方、カリエスプロはドリルの使用が最小限に抑えられています。

使用するのは、主にカリエスプロの専用器具が虫歯に届かないとき、補助的な手段として用いる程度です。

そのため、前述したようなリスクはほとんどありません。

〇安全性が高い分治療時間は長め

カリエスプロは安全性が確保された治療ですが、その分通常の虫歯治療よりも治療時間は長めになっています。

カリエスプロの治療は、薬剤を塗布して虫歯を溶かす、溶かした虫歯を除去するという作業を数回繰り返します。

ドリルを使用すれば虫歯部分を一気に削れますが、カリエスプロはドリルをほとんど使用しないことから、少しずつ薬剤を浸透させて除去する必要があります。

そのため、どうしても治療時間は長くなってしまいます。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・カリエスプロが作用するのは虫歯部分のみ

・軟組織やエナメル質、歯髄などには薬剤が作用しない

・カリエスプロはドリルをほとんど使わないため、細菌感染や歯の弱体化などのリスクが低い

・安全性が確保されている分、治療時間は通常の虫歯治療よりも長め

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。