ほうれい線は、鼻の両脇から口角の外側に現れる線です。
シワとは別物であり、年齢を重ねることで目立ち始め、近年では20代前半でもほうれい線の悩みを抱える方が増えています。
また歯の矯正治療を受けた後には、ほうれい線が目立つようになるケースがあります。
今回はこちらの原因について解説します。
〇出っ歯の矯正治療で皮膚が余る
上顎前突とも呼ばれる出っ歯は、上の顎の前歯や骨が正常な位置よりも前に出すぎている状態です。
こちらを矯正治療で改善させたとき、皮膚が余ってほうれい線が目立つことがあります。
前歯が出ている方は鼻の下の皮膚が張っている状態であるため、矯正治療によって歯を元の位置に戻すことで、伸びた皮膚が余った状態になります。
その結果、頬と鼻の下の境界線であるほうれい線が目立つようになってしまい、濃くなったように見えることがあります。
〇抜歯によって頬の張りが失われる
矯正治療では抜歯を伴うこともありますが、こちらの施術によって頬の張りが失われ、ほうれい線が目立つことがあります。
抜歯をしなければいけない状況というのは、歯の土台になっているU字型に対し、生えている歯が収まりきらずガタガタになっているケースを指しています。
歯がギュウギュウ詰めになっているため、口の中から頬の肉を外側へと押し出すように生えている歯も存在します。
矯正治療では、このような歯列に対し抜歯によってスペースを生み出し、適切な位置に戻す作業が行われます。
その結果、頬の張りが失われ、口周りの皮膚がたるんでほうれい線が深くなることが考えられます。
〇食事のしにくさから表情筋が衰える
矯正治療中は食事がしづらく、それが理由で表情筋が衰え、ほうれい線が目立つようになることも考えられます。
特に固定式のワイヤー矯正などは、装置をつけたまま食事を摂らなければいけないため、しっかりとものを噛むのは容易ではありません。
中でも硬いものは噛みづらく、このような食品を避けがちになると、頬を支えている表情筋が衰えやすくなります。
そして表情筋が衰え、頬が垂れてほうれい線が目立つ原因になります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ほうれい線は鼻の両脇から口角の外側に現れる線
・出っ歯を矯正治療で改善させたとき、皮膚が余ってほうれい線が目立つことがある
・矯正治療時の抜歯によって頬の張りが失われ、ほうれい線が深くなることがある
・矯正治療中は食事がしづらく、それが理由で表情筋が衰え、ほうれい線が目立つことも考えられる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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