歯周病と聞くと、“歯茎の状態が悪くなる”ということをイメージする方も多いでしょう。
実際こちらのイメージは正しく、歯茎を中心にさまざまなトラブルが生じるのが歯周病の特徴です。
今回は、セルフチェックを行いたい方に向けて、歯周病を発症している歯茎の主な特徴について解説します。
〇色が悪くなる
一般的に健康な歯茎は薄ピンク色ですが、歯周病を発症すると赤や紫など良くない色になりやすいです。
こちらは歯周病で歯茎に炎症が起こり、歯茎の中の血液循環が悪くなり、うっ血を引き起こすことが理由です。
また歯周病には、歯肉炎や歯周炎といった段階がありますが、進行するほど歯茎の色は悪くなっていきます。
場合によっては、赤黒く変色して見た目が非常に悪くなってしまうこともあります。
〇ブヨブヨしている
健康で引き締まった歯茎は、ある程度の硬さがあり、表面がピンと張っているものです。
しかし歯周病を発症すると、ブヨブヨした感触に変化します。
こちらは、熟れたトマトと例えられることもあります。
多くの方が歯周病の症状としてイメージするものは、こちらの歯茎のブヨブヨでしょう。
またブヨブヨしているのが一箇所であれば、まだ発症して間もない歯周病だと言えます。
一方、広範囲に歯茎が緩んだ症状が見られる場合、かなり歯周病は進行していることが考えられます。
さらにブヨブヨの歯茎をそのままにしていると、さらに歯茎は硬さを失っていき、最終的には歯が脱落することも考えられます。
〇すぐに出血する
歯周病の方は、ほんの少し歯茎に刺激があっただけでも、簡単に出血するようになります。
こちらも、多くの方が歯周病に抱いているイメージの一つでしょう。
軽度の歯周病である歯肉炎の場合、歯と歯茎の隙間にプラークが溜まることにより、出血するケースがあります。
ただし、軽度の場合は早期の治療によって改善します。
一方中程度~重度の歯周炎の場合、出血は頻繁に起こるようになり、口内にものが触れるたびに必ずと言って良いほど出血します。
例えばブラッシングの際に歯ブラシが触れたときはもちろん、食事の際もなかなか出血は避けられません。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病を発症すると、歯茎の色は赤や紫などに変色する
・歯周病の歯茎は、熟れたトマトのようにブヨブヨとやわらかくなる
・歯茎のブヨブヨをそのままにしていると、最終的に歯が抜け落ちることがある
・ほんの少しの刺激で歯茎から出血するようになるのも、歯周病の症状の一つ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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