比較的軽度の虫歯を治療した後は、治療した部分に詰め物を充填します。
しかし詰め物を詰めたからといって、安心してはいけません。
二次虫歯が起こる可能性があるため、治療箇所のブラッシングは継続する必要があります。
今回は、詰め物をした部分の正しいブラッシング方法について解説します。
〇優しくブラッシングをする
詰め物をした部分については、丁寧に優しくブラッシングをすることを心掛けてください。
強く磨きすぎると、詰め物が外れて治療箇所が丸見えになってしまいます。
軽い力であっても、数十回同じ場所を磨けば、ある程度汚れは落とすことができます。
ちなみに詰め物が外れてしまった場合も、穴が開いた部分は優しく磨かなければいけません。
なぜなら、強い圧でブラッシングをすると、薄くなっている歯質が欠けてしまう可能性があるからです。
〇1本ずつ磨く
詰め物を充填した部分のブラッシングでは、他の天然歯も含め、歯を1本ずつ磨くことを意識しなければいけません。
まとめて複数本の歯を磨こうとすると、力が入りやすくなり、詰め物が外れるリスクが高まるからです。
また1本ずつ歯を磨くには、通常の歯ブラシだけでなく、ワンタフトブラシを使用することをおすすめします。
ワンタフトブラシは、毛先が非常にコンパクトになっているタイプであり、1本1本の歯面にしっかりと毛先を当てることができます。
通常の歯ブラシでは、テーパード毛と呼ばれる毛先が細長い歯ブラシを使用するのが有効です。
〇傷んでいない歯ブラシを使用する
詰め物をした部分のブラッシングに適しているテーパード毛の歯ブラシは、傷んできてもなかなか毛が反らないため、つい長く使用してしまいがちです。
しかし、数ヶ月以上など長期にわたって同じ歯ブラシを使用した場合、新品のときと比べると明らかに清掃効率は低下します。
そのため、テーパード毛の歯ブラシがまだ使用できそうであっても、1ヶ月に1回は新しいものに交換しましょう。
また傷んだときすぐに交換できるように、テーパード毛の歯ブラシやワンタフトブラシは自宅にストックを用意しておくべきです。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・詰め物をした部分を強く磨きすぎると、詰め物が外れて治療箇所が丸見えになる
・詰め物を含む歯をまとめて複数本磨こうとすると、力が入りやすくなり、詰め物が外れるリスクが高まる
・1本ずつ歯を磨くには、テーパード毛の歯ブラシやワンタフトブラシを使用するのがおすすめ
・歯ブラシは1ヶ月に1回は交換すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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