入れ歯を作製すれば、歯がなかった部分が補われ、食事や発音など日常生活に良い影響を与えます。
しかし、入れ歯は一度作製すれば、一生使用できるというわけではありません。
ある程度のタイミングでつくり直し、古いものと交換する必要があります。
今回は、入れ歯を交換する時期の目安について解説します。
〇フィット感が失われたとき
入れ歯のフィット感が失われたときは、そろそろ交換した方が良いかもしれません。
なぜなら体重の減少や加齢により、歯茎が痩せてきている可能性があるからです。
このようなケースでは、リバースと呼ばれる方法を採用することもあります。
リバースは、入れ歯の歯茎に接する面に樹脂を流し込み、歯茎との隙間を小さくするというものです。
しかしリバースには入れ歯の厚みが増してしまい、使用感が変わってしまうというデメリットがあるため、新しくつくり直すのがもっとも良い選択です。
〇入れ歯の破損、摩耗が見られるとき
入れ歯の破損が見られる場合も、基本的にそのまま使い続けることはできず、交換することになります。
噛み合わせの不具合などによって入れ歯が破損すると、これまで通りの正常な機能を維持することは難しくなります。
また摩耗した場合も、交換が近づいているサインだと言えます。
入れ歯を日々メンテナンスしていると、少しずつブラッシングをした部分などが擦り減ってきます。
もちろん噛み合わせることによっても少しずつ擦り減ってくるため、破損しないうちに交換することが望ましいです。
〇入れ歯が変色したとき
見た目の変化でいうと、入れ歯が明らかに変色している場合も、交換することをおすすめします。
入れ歯は食べ物や飲み物などの影響により、少しずつ色が黄ばんでいくことがあります。
こちらを放置すると、審美性が失われるだけでなく、汚れが蓄積して衛生状態が悪くなることが考えられます。
またある程度の着色については、歯科クリニックで定期的にクリーニングすることで改善する可能性があります。
一方、どれだけクリーニングしても着色が目立つという場合は、交換も視野に入れるべきだと言えます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・入れ歯のフィット感が失われている場合、歯茎が痩せている可能性があるため、それに合った入れ歯をつくり直すべき
・リバースには入れ歯の厚みが増してしまうというデメリットがある
・入れ歯の破損や摩耗が見られるときも、そのまま使い続けるのは危険
・入れ歯の汚れが目立つ場合も、見た目や衛生状態が悪化するため、交換を検討すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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