歯周病を発症することにより、口内ではさまざまなトラブルが発生します。
よく知られているのは歯茎の炎症や出血などの症状ですが、口臭も見逃せない症状の一つです。
また歯周病が原因で発生する口臭には、いくつかの特徴があります。
今回は主な特徴について解説します。
〇野菜が腐ったニオイがする
歯周病が原因で発せられる口臭は、非常に強い刺激臭であり、野菜が腐ったニオイに例えられます。
こちらは、メチルメルカプタンと呼ばれる成分が生み出すニオイです。
具体的にはタマネギやキャベツが腐ったニオイに例えられることがあり、正面で会話をする際などは、まず間違いなく相手に気付かれます。
場合によっては、ある程度距離があっても相手にニオイが届くことも考えられます。
ちなみにこのような口臭は、歯周病によって歯茎に膿が出たとき、もっとも強くなるケースが多いです。
〇朝一番または食後に気になりやすい
歯周病が原因の口臭は、朝起きてすぐのタイミングや食後に気になるケースが多いです。
朝一番の臭いが強烈な理由は、就寝中に唾液の分泌量が少なくなり、歯周病菌が繁殖して活動性が高まるからです。
また食後は歯周病が食べカスやタンパク質を分解し、ガスを発生させます。
こちらのガスが強烈な口臭として現れることもあります。
ちなみに歯周ポケットが深ければ深いほど、上記のようなタイミングでの口臭は強くなります。
自覚症状があるほどの口臭が出ている場合、周囲の方に与える影響は計り知れません。
〇持続性がある
持続性があることも、歯周病が原因で発生する口臭の特徴です。
ここでいう持続性とは、ブラッシングやマウスウォッシュなどの一時的な対応では改善が難しいということを指しています。
つまり歯周病を発症している限り、基本的には常に口臭が出ているということです。
ただし、歯周病の口臭は一時的に軽減する時期もあります。
こちらは歯周病の炎症が一時的に治まることが理由ですが、そのまま歯周病が治ることはありません。
そのため、少しニオイがマシになったとしても、一定期間経過すれば再び強烈な口臭が戻ってきます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病が原因で発せられる口臭は非常に強い刺激臭であり、野菜が腐ったニオイに例えられる
・歯周病が原因の口臭は、朝起きてすぐのタイミングや食後に気になるケースが多い
・歯周病から来る口臭は持続性があり、ブラッシングやマウスウォッシュなどで改善させるのは難しい
・歯茎の炎症が治まると、一時的に口臭も治まることがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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