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【新潟の歯医者で虫歯治療】根管治療後に起こり得るフレアアップとは?

根管治療は、虫歯が歯の奥深くにある歯髄にまで達してしまった場合に行う治療です。
簡単にいうと、重度の虫歯治療という位置づけになります。
また根管治療後には、フレアアップという患者さんを悩ませる現象が起こることがあります。
今回は、フレアアップの概要や対処法などについて解説します。

フレアアップの概要

フレアアップは、根管治療を行った後、強い痛みや歯茎の腫れなどが生じる現象です。
特に初回の根管治療の後に起こることが多いです。

根管治療中の歯は、重度の虫歯を患っています。
言い換えれば、多くの汚れが付着し、細菌が繁殖している状態です。

またこのような歯は、根っこの先までキレイにするために、必要最低限ではありますが根の先の組織を触ることになります。
このときの刺激により、炎症が急性化することがフレアアップの原因の一つです。

その他、患者さんの体調による免疫力の低下も、フレアアップのリスクを高めるとされています。

フレアアップの発生率について

根管治療中のフレアアップは、決して頻繁に起こるものではありません。
発生率としては、0.4~20%程度とされています。

しかし、こちらの数字を見ればわかるように、発生率の範囲は広く報告されています。
これは研究によって、フレアアップの定義が若干異なることが原因と推察できます。

またフレアアップの症状や主に痛みや腫れですが、痛みについては患者さんの主観的な評価になります。
そのため、研究間のデータの比較が難しく、こういった理由も発生率の範囲が広いことに影響しています。

フレアアップの症状が出た場合の対処法

根管治療後にフレアアップの症状が出てしまった場合、症状の内容によって歯科クリニックに相談するか否かを判断します。

食べ物を咀嚼したときにのみ痛みが出る場合、治療から1週間程度で症状は和らいでいくため、少しの間様子を見ましょう。
痛みが強い場合は、歯科クリニックで処方された痛み止めで対応します。

しかし1週間以上痛む場合や、痛み止めの効果がない場合などは、早急に歯科クリニックに相談しましょう。
こちらの痛みが慢性化すると、今後の根管治療にも影響を及ぼします。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フレアアップは、根管治療を行った後、強い痛みや歯茎の腫れなどが生じる現象
・フレアアップの原因は、根管治療で歯根の組織に触れるときの刺激や患者さんの免疫力の低下
・フレアアップの発生率は0.4~20%と決して高くはない
・治療後1週間以上フレアアップの症状が続く場合、痛み止めが効かない場合は歯科クリニックに相談すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。