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【新潟の歯医者・予防歯科】虫歯予防としてチーズを食べる際の注意点

チーズには、虫歯予防に効果的な成分がいくつか含まれています。
特にカルシウムやリン酸カルシウムが豊富で、これらの成分が歯の表面に付着し、エナメル質を保護して虫歯を防ぎます。
しかし、虫歯予防としてチーズを摂取する際には、いくつか注意点があります。
今回はこちらの内容について解説します。

食べすぎに注意する

いくらチーズに虫歯予防効果があるからといって、食べすぎは禁物です。

正しい虫歯予防の一環としての食べ方は、食後に2~3口分ほどしっかり噛んで食べるというものです。
何個もチーズを食べるのは、決して身体に良いことではありません。

チーズは脂肪分が高いため、過剰摂取は肥満や心血管疾患のリスクを高めます。
またチーズは塩分も多く、摂りすぎると高血圧につながることが考えられます。

食後すぐにブラッシングをしない

虫歯予防としてチーズを食べる場合、食べた後すぐにブラッシングをしないようにしましょう。

チーズに含まれる虫歯予防成分は、歯に付着して保護効果を発揮するまでにある程度時間がかかります。
そのため、食後10分程度置いてからブラッシングをするのがおすすめです。

またブラッシングの後も、なるべくうがいをしすぎないようにしましょう。
何度もうがいをすることで、チーズの虫歯予防成分が洗い流されてしまいますし、歯磨き粉の成分も口内にあまり残らなくなります。

ごく少量の水で軽く1回すすぐだけでも、気持ち悪くならない程度に口内を洗い流すことは可能です。

妊娠中の方はチーズの摂取に注意

妊娠中はホルモンバランスの変化や悪阻の影響などにより、虫歯のリスクが高まります。
しかし、妊娠中にチーズを摂取する際は、その種類に注意しましょう。

具体的には未加熱のナチュラルチーズを食べることにより、リステリア菌という細菌による食中毒のリスクが高まり、母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
主なナチュラルチーズには、ブルーチーズやカマンベールチーズなどがあります。

そのため、妊娠中は加熱殺菌されたスライスチーズなどのプロセスチーズを摂取すべきです。
またチーズケーキやピザなど、加熱調理されたチーズの摂取も問題ありません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・チーズは脂肪分が高く塩分も多いため、虫歯予防の一環であっても食べすぎないように注意すべき
・チーズの虫歯予防成分が効果を発揮するまでには少し時間がかかるため、食後すぐにブラッシングはしない
・妊娠中の方は未加熱のナチュラルチーズを避け、加熱殺菌されたものを摂取すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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