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【新潟の歯医者・小児歯科】フッ素塗布の危険性に関する噂とその真相

フッ素塗布は、名前の通り歯にフッ素を塗り、虫歯になりにくい歯をつくるための処置です。
フッ素は歯のエナメル質を強くしたり、虫歯菌の活動を抑えたりする働きがあります。
しかし、フッ素塗布にはいくつか危険性に関する噂があります。
今回はこちらの内容とその真相について解説します。

フッ素の過剰摂取は危険?

子どものフッ素塗布でよく言われているのは、過剰摂取によるリスクです。

フッ素は適量を使用すれば特に問題はありませんが、大量に摂取すると中毒症状を引き起こすことがあります。
しかし、こちらは歯科クリニックで行われるフッ素塗布とは関係のないことだと言えます。
なぜなら、中毒を引き起こすほど大量のフッ素を使用しないからです。

中毒症状につながるのは、あくまでフッ素が配合された歯磨き粉を大量に飲み込むなど、異常な量を摂取した場合のみです。

フッ素にはガンのリスクがある?

フッ素塗布が危険と言われる理由としては、ガンのリスクが疑われることも挙げられます。
こちらも結論から言うと真実ではありません。

その昔、水道水フロリデーションを行っていた地域において、ガンが原因で亡くなった方が多いという報告がされたそうです。
水道水フロリデーションは、水道水にフッ素を加え、飲料水中のフッ化物イオン濃度を適正な濃度に調整する虫歯予防法です。

しかし、水道水フロリデーションがガンのリスクを高めるというデータは、実はアメリカで調査されたデータを間違って解釈したものでした。
つまり事実ではないということです。

このようにフッ素塗布とガンは無関係にもかかわらず、フッ素がガンの原因になるという間違った情報が広まっています。

フッ素塗布にデメリットはあるのか?

子どものフッ素塗布の危険性に関する噂は、そのほとんどが間違いです。
フッ素塗布における本当のデメリットと言えば、定期的に施術を受けなければいけないことくらいです。

フッ素塗布は非常に効果的な虫歯予防法ですが、効果が持続するのは3~4ヶ月程度です。
そのため、子どもの虫歯予防を継続するためには、定期的に歯科クリニックを訪れる必要があります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・フッ素を過剰摂取すると中毒症状を引き起こす可能性がある
・歯科クリニックのフッ素塗布で大量にフッ素塗布を使用することはないため、中毒症状のリスクもない
・フッ素塗布がガンのリスクを高めるという噂はまったくのデマ
・フッ素塗布における唯一のデメリットは、定期的に施術を受けなければいけないこと

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。