世の中には、子どもが欲しくてもなかなか授からないという夫婦が数多く存在します。
そのような方々の中には、不妊治療を受けている方も少なくありません。
また不妊治療と聞くと女性のイメージが強いですが、男性の精子も子作りには必要不可欠です。
今回は、歯周病と精子の質の関係性について解説します。
歯周病と精子の相関関係や影響
歯周病と精子には、さまざまな関係があります。
まず、歯周病を患っている男性は、健康な男性と比較して精子の運動能力が低い傾向にあるとされています。
また歯周病の方は、精液中の精子の数が減少する可能性が指摘されています。
さらに、歯周病による全身的な炎症は、精子のDNA損傷を引き起こす要因になると考えられ、正常な形態を持つ精子の割合が減少するという報告もあります。
つまり、歯周病を患っている男性は、子どもを授かりにくくなるケースが多いということです。
歯周病が精子に影響するメカニズム
歯周病が精子に多大な影響を与えることがわかりましたが、どうして口腔内の炎症が生殖機能に影響を及ぼすのでしょうか?
仕組みとしては、血液を介した炎症の伝播、酸化ストレスの増大などが挙げられます。
歯周病菌やその毒素、または炎症によって生じた物質(サイトカインなど)が血流に乗って全身に広がり、精巣などの生殖器官に悪影響を及ぼします。
また全身的な炎症反応により、体内の酸化ストレスが高まり、酸化にとても弱い精子がダメージを受けてしまいます。
研究の現状
歯周病と精子の質の関係性については、現代でもさまざまな研究が進められています。
2025年に発表された岡山大学などの研究では、臨床研究と動物実験を通じて、歯周病原細菌の感染が赴任の原因となる可能性が実証されています。
不妊治療や婚活においては、早産や低体重児出産の予防といった女性側のケアだけでなく、男性が精子の質を維持・向上させることが大切です。
そのため、不妊治療がなかなかうまくいかない場合は、一度歯科クリニックで口内環境について診てもらった方が良いかもしれません。
もちろん必要な治療があれば、すぐに受ける必要があります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病を患っている男性は、健康な男性と比較して精子の運動能力が低い傾向にあるとされている
・歯周病による全身的な炎症は、精子のDNA損傷を引き起こす要因になると考えられている
・歯周病によって生じた物質が血流に乗って全身に広がると、精巣などの生殖器官に悪影響を及ぼす
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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