歯は、食生活における栄養バランスが良いと、必然的に強くなります。
日頃から虫歯を防ぐには、歯磨きの徹底だけでなく、予防効果のある栄養素を摂取するのもまた、有効なのです。
今回は、虫歯予防として積極的に摂取すべき栄養素と、それらが含まれる食品について解説します。
〇カルシウム
虫歯予防として摂取すべき栄養素には、まず“カルシウム”が挙げられます。
歯を構成する主な組織である象牙質は、そのほとんどがカルシウムで形成されているため、毎日積極的に摂取しなければいけません。
そして、カルシウムは歯の表面にあるエナメル質の再石灰化においても、非常に重要な役割を果たします。
再石灰化とは、溶けたエナメル質の部分を修復し、強い歯に戻してくれる働きをいいますが、カルシウムにはこちらをサポートしてくれる貴重な栄養素です。
逆に、カルシウム不足によって再石灰化が妨げられると、再石灰化・脱灰のバランスが崩れ、虫歯リスクが高まります。
以下のような食品から摂取することができるため、この機会に覚えておきましょう。
・乳製品(ヨーグルト、チーズなど)
・小魚
・大豆
・ひじき
・ゴマ など
〇ビタミンA
虫歯予防として積極的に摂取すべき栄養素には、脂溶性ビタミンの一種である“ビタミンA”も挙げられます。
ビタミンAは、各組織のタンパク質と結合し、それらの組織を健全に保護する働きや、抗酸化作用があることで知られています。
その他、歯の表面を覆うエナメル質を強化する効果もあるため、虫歯予防には欠かせません。
以下の食品を積極的に摂取すれば、十分にビタミンAを取り込むことができます。
・カボチャ
・ニンジン
・レバー
・卵
・ホウレンソウ など
〇ビタミンC
“ビタミンC”も、虫歯予防として積極的に摂取したい栄養素の1つです。
ビタミンCは、歯の象牙質をつくる栄養素の1つであり、カルシウムと同じく虫歯に強い歯の基礎となるものです。
その他、歯茎のコラーゲン線維を再生し、歯周病予防としても機能してくれるため、必ず意識して摂取しましょう。
以下のような食品には、ビタミンCが豊富に含まれています。
・みかん
・レモン
・ピーマン
・パセリ
・ブロッコリー など
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・カルシウムは歯の原料になる成分であり、再石灰化をサポートする機能もある
・エナメル質を強化するビタミンAも、虫歯を予防するための重要な栄養素
・ビタミンCには歯の象牙質をつくる役割がある
・ビタミンCは歯周病予防にも効果を発揮する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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