唾液には自浄作用というものがあり、分泌量が増加することで口内の細菌を洗い流し、虫歯を予防してくれます。
逆に、減少すると口内に細菌がとどまり、虫歯のリスクは高くなってしまいます。
ここからは、虫歯を予防したい方に向けて、唾液の量を減少させない方法について解説します。
〇よく噛んで食べる
虫歯予防として唾液の量を増やすためには、まずよく噛んで食べることを意識しましょう。
食事の際にしっかり咀嚼することで、唾液腺が刺激され、唾液の分泌量は増加します。
具体的には、一口につき30回程度咀嚼することを意識してください。
逆に、すぐ飲み込んでしまうと唾液量は増加しないため、口内の食べカスやプラークをほとんど洗い流せず、虫歯につながりやすくなります。
ちなみに、硬いものを食べるときのみ、しっかり噛めば良いというわけではありません。
たとえ柔らかいものであっても、とにかく同じようによく噛むことが大切です。
以下のような食べ物は、しっかり噛まずに飲み込むことが多いため、注意しましょう。
・うどん
・ハンバーグ
・ケーキ
・豆腐 など
〇鼻呼吸を意識する
虫歯予防として唾液量を増やすには、鼻呼吸を意識することも大切です。
口内が乾燥しがちな方は、口呼吸がメインになっていることが多いです。
また、口呼吸には唾液の分泌量を減らすだけでなく、唇が乾燥して割れやすくなったり、感染症のリスクが高まったりと、さまざまな弊害があるため、日常的に行ってはいけません。
口を閉じた状態で鼻呼吸をすれば、分泌された唾液は乾燥しにくく、口内に蓄積されやすくなるため、必然的に自浄効果は高まります。
〇リラックスできる時間を増やす
虫歯予防として唾液の分泌量を増やすためには、できる限りリラックスできる時間を増やすことも大切です。
唾液の分泌量は、自律神経によって調節されていますが、リラックスすることで副交感神経が刺激されると、サラサラの唾液が多く分泌されます。
一方、緊張や不安、悩みなどからくるストレスを抱えていると、交感神経が刺激されてしまい、口内がネバネバしたり、カラカラになったりと、唾液は分泌されにくくなります。
ストレスが溜まっているという自覚がある方は、趣味の時間を増やすなど、少しでも改善できるように努めましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防として唾液の量を増やすためには、一口につき30回程度咀嚼することが大切
・鼻呼吸をすれば分泌された唾液は乾燥しにくく、口内に蓄積されやすくなる
・リラックスすることで副交感神経が刺激されると、サラサラの唾液が多く分泌される
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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