食事の際などに歯の痛みを感じたとき、ほとんどの方が真っ先に頭に思い浮かぶ症状といえば、やはり虫歯が挙げられます。
しかし、実際は他にも、歯の痛みを伴う症状が存在します。
それが“知覚過敏”です。
ここからは、虫歯と知覚過敏の違いを見極める方法について解説したいと思います。
〇痛みが続く時間を確認する
虫歯と知覚過敏の違いを見極めるには、まず痛みが続く時間を確認しましょう。
虫歯の痛みは、慢性的かつ持続的であり、ズキズキとした痛みが数分間にわたって続くこともあります。
つまり、一度痛み出すと長いということです。
一方、知覚過敏の場合、冷たいものや甘いものなどを食べたときなどに、一瞬だけ痛みを感じます。
痛みがいつまでも続くようなことはありません。
ちなみに、痛みが続く時間だけでなく、振動で痛みを感じるかどうかを確認することでも、虫歯と知覚過敏を見極めることができます。
基本的に、振動による痛みを感じる場合は、虫歯を発症している可能性が高いです。
〇痛みの増加具合を確認する
虫歯と知覚過敏の違いを見極める方法としては、痛みの増加具合を確認する方法も挙げられます。
虫歯の痛みは、軽い症状から始まり、時間の経過とともに重くなっていきます。
こちらは、虫歯菌が徐々に歯の神経に近づいているからです。
それに対し、知覚過敏の痛みは、最初に感じたときから増加することがほとんどありません。
基本的には、食事や歯磨きの際などに、一定の痛みを感じます。
つまり、日に日に痛みが増している場合は虫歯、同じ痛みが続く場合は知覚過敏の可能性が高いということです。
〇見た目を確認する
虫歯と知覚過敏には、歯の見た目にも違いがあります。
虫歯にかかってしまった歯は、黒や茶色に変色したり、ポッカリと穴が開いたりしていますが、知覚過敏の歯はこれといった変色が見られず、どちらかというと形状に変化があります。
知覚過敏は、歯肉の退縮や歯の擦り減りなどにより、痛みを感じやすい象牙質が露出することで発症します。
そのため、歯茎が下がり、相対的に歯が伸びたように見えることがあります。
色の変化は虫歯、形の変化は知覚過敏の可能性が高いと覚えておきましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・痛みが長く続く場合は虫歯、短い場合は知覚過敏の可能性が高い
・振動で痛みを感じる場合は虫歯の発症を疑うべき
・痛みが時間の経過とともに重くなっている場合は、虫歯発症の疑いがある
・色が変化している場合は虫歯、歯が長く見える場合は知覚過敏の可能性が高い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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