マウスピースは、就寝時に装着することにより、歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを軽減させることができます。
ただし、正しい方法でメンテナンスや保管をしなければ、本来の力を発揮できない可能性があります。
ここからは、メンテナンス・保管の際の主な注意点について解説します。
〇熱湯を使用しない
マウスピースをメンテナンスする際には、流水で汚れを洗い落としますが、このときには熱湯を使用してはいけません。
40度くらいまでのぬるま湯であれば特に問題はありませんが、熱湯になるとマウスピースが変形してしまいます。
また、マウスピースが変形すると、歯の形状と合わなくなり、作り直しになってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
〇湿気がある状態で保管しない
マウスピースを保管する際は、湿気の多い場所を避けなければいけません。
例えば、洗ったまま浴室などに保管していると、カビや細菌が発生する可能性が高く、そのままの状態でマウスピースを使い続けると、口内で細菌が増殖してしまうおそれがあります。
そのため、マウスピースの洗浄後はしっかりと水を切り、乾燥させてからケースに入れて保管してください。
ちなみに、マウスピースを乾燥させる際、ドライヤーを利用する方もいますが、このときには温風ではなく、冷風を使用しましょう。
温風を直接マウスピースに当てると、熱湯と同様に変形してしまうリスクがあります。
〇入れ歯の洗浄剤は使用しない方が良い
マウスピースには専用の洗浄剤が存在しますが、中にはマウスピース用ではなく、入れ歯用の洗浄剤で漬け置き洗いをしているという方もいます。
しかし、こちらはあまりおすすめできません。
入れ歯用の洗浄剤には、“マウスピース用に使うことは推奨しない”、“歯科医師の指示従って”といった注意書きが多く、マウスピースへの使用を推奨しているケースは極めて少ないです。
また、入れ歯の洗浄剤における成分が強すぎた場合、洗浄することでマウスピースの強度が落ちてしまうことも考えられるため、安心して使用できるマウスピース専用の洗浄剤を選ぶようにしましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスピースを洗う際は、変形のリスクを避けるために熱湯を使用しない
・マウスピースを湿気の多い場所で保管すると、カビや細菌の増殖につながるおそれがある
・マウスピースをドライヤーで乾燥させるときは、温風ではなく冷風を使用する
・入れ歯用の洗浄剤をマウスピースに使用することは、成分などの違いからおすすめできない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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