親御さんは大切な子どもの歯を虫歯から守るために、さまざまなことに注意しながら食べ物を与えなければいけません。
また、子どもの虫歯予防に有効な食べ物としてタブレットがありますが、こちらを与える際には、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
〇虫歯予防のタブレットを与えるのは何歳から?
虫歯予防の成分が含まれたタブレットを与えるのは、子どもがおよそ1歳6ヶ月頃になったタイミングが望ましいです。
こちらは、奥歯が生え始めるタイミングであり、硬めのタブレットを食べるためには奥歯が必要不可欠です。
また、最初食べ与える際には、そのままの形で食べさせないようにすべきです。
具体的には、タブレットを袋の外から砕いて与えたり、キッチンバサミなどで半分~1/4程度にカットしたりすることをおすすめします。
こうすることで、誤飲などのリスクも低くなります。
〇虫歯予防のタブレットの選び方は?
子どもに与える虫歯予防タブレットの選び方としては、甘味料としてキシリトールが含まれているものを選びましょう。
虫歯菌は、砂糖などの糖分をエサに増殖しますが、キシリトールはエネルギーとして取り込めず、虫歯菌を死滅させてくれます。
つまり、継続してキシリトール入りのタブレットを摂取することにより、口内の虫歯菌はどんどん減少していくということです。
また、キシリトールには虫歯菌を減らす作用だけでなく、歯を溶かす酸を少なくし、歯質を強化する作用もあります。
〇虫歯予防のタブレットを選ぶ際の注意点は?
子ども用の虫歯予防タブレットを選ぶ際は、砂糖が入っている製品を選ばないように注意しなければいけません。
せっかくキシリトールが配合されていても、砂糖などの糖質が含まれていれば、虫歯予防の効果は半減してしまいます。
もっとも理想的なのは、“甘味料としてキシリトール100%配合”、“糖類0g”とパッケージに記載された製品です。
また、その他に注意したいのは、クエン酸などの酸性物です。
虫歯予防タブレットの中には、果汁で味を付けているものもありますが、柑橘系の果汁にはクエン酸が多く含まれていて、こちらは歯の表面のエナメル質を溶かす原因になります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防のタブレットを与えるタイミングは、子どもの奥歯が生え始める時期がベスト
・最初はそのままの形で与えず、砕いたり小さくカットしたりすべき
・虫歯予防のタブレットは、甘味料としてキシリトール100%配合のものがおすすめ
・砂糖やクエン酸などの酸性物が含まれるタブレットは避ける
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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