規則正しい食生活を送ること、間食を控えることなど、虫歯予防にはさまざまな方法がありますが、やはりもっとも重要なのは毎日のブラッシングです。
しかし、ブラッシングもポイントを意識しなければ、有効な虫歯予防とはなりません。
今回は、間違ったブラッシングの方法について解説したいと思います。
〇強い力で磨く
間違ったブラッシングの方法としては、まず強い力で磨くということが挙げられます。
ゴシゴシと力を入れて磨くことにより、歯の汚れが落ちている感覚はあるかもしれませんが、実際こちらの方法では、大きな虫歯予防効果を得ることはできません。
なぜなら、ストロークが大きくなりすぎることにより、磨き残しが出やすくなるからです。
また、強い力でのブラッシングは、歯ブラシが傷むスピードを早めたり、歯茎が退縮して知覚過敏を発症する原因になったりもします。
そのため、磨く力を抑え、細かく1本1本の歯を磨くことを心掛けてください。
〇バラバラに磨く
虫歯予防としてブラッシングを行う際、特に磨く順番を決めず、バラバラにあちこちの歯を磨いている方もいるかと思いますが、こちらは良くありません。
バラバラにブラッシングをすると、比較的早く口内全体に歯磨き粉が行き渡り、まだプラークが残っているにもかかわらず、しっかり磨けた感覚になってしまいます。
また、歯並びが良くない方は、このような磨き方をすることにより、無意識に磨きにくい歯のケアが足りなくなってしまうため、きちんと順番を決め、各箇所を丁寧にブラッシングすることが大切です。
〇食後、時間を置いてブラッシングする
虫歯予防としてブラッシングをする場合、なるべく食後すぐに行う必要があります。
虫歯菌は、プラークに含まれる糖を取り込んで酸を生成し、歯を溶かします。
そのため、虫歯を予防するには、できる限り口内にプラークがとどまる時間を少なくしなければいけません。
ただし、サイダーやコーラなどの炭酸飲料を飲んだ後は、歯の表面のエナメル質が一時的に柔らかくなり、普段よりも歯が傷つきやすい状態になります。
このような場合には、30分程度ブラッシングまで時間を空けることをおすすめします。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・強い力で歯を磨くとストロークが大きくなり、磨き残しが発生しやすくなる
・順番を決めずにあちこちの歯を磨くと、プラークが残っていても磨けた感覚になってしまう
・虫歯予防としてのブラッシングは、なるべく食後すぐに行う必要がある
・炭酸飲料を飲んだときは、ブラッシングまで30分程度時間を空けるのがおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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