粘膜に覆われた口内は非常にデリケートな部分であり、さまざまなトラブルが発生します。
しかし、摂取する食品や成分などを工夫することで、薬やサプリに頼らずとも、これらの悩みを改善することは可能です。
今回は、口内環境の悩みを改善する食品や成分をいくつか紹介したいと思います。
〇ナタマメ
口内環境の悩みを改善する食品の1つに、ナタマメが挙げられます。
こちらは、マメ科の一年草であり、長さ30~50cmのサヤが鉈のような形をしていることからこう呼ばれています。
古くから漢方として使用されているナタマメには、特有の成分であるカナバニンやコンカナバリンAといった成分が含まれていて、これらが口内環境を整えてくれます。
カナバニンには、炎症を抑える作用があり、コンカナバリンAには免疫力を高める働きがあります。
そのため、摂取することで歯周病の症状を改善したり、口臭を予防したりといった効果が期待できます。
〇ナイアシン
口内環境の悩みを改善する成分としては、ナイアシンが挙げられます。
ナイアシンは、ビタミンB群の1つであり、糖質や脂質を燃やしてエネルギーをつくり出すときや、二日酔いの原因となるアルコールを分解するときに働く酵素を助ける、補酵素としても役割を担っています。
また、ナイアシンは他の物質と結びつき、NADという物質になりますが、こちらは生まれ変わりの活発な皮膚の粘膜の健康維持に役立ちます。
そのため、口内炎などの症状に苦しんでいる方は、積極的に摂取すべきです。
ちなみに、ナイアシンはカツオやサバなどの魚、鶏肉やキノコ類、緑黄色野菜などに含まれています。
〇カプサイシン
口内環境の悩みを改善する成分としては、カプサイシンも挙げられます。
こちらは、唐辛子に含まれる辛味成分であり、エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促進し、脂肪の燃焼を助ける効果や、肥満を予防する効果があります。
また、カプサイシンがもたらす辛味は、舌や胃を適度に刺激するため、唾液や胃液の分泌を活性化させます。
つまり、口内が乾きやすいドライマウスの方にとっては、ピッタリの成分だということです。
唾液や胃液が分泌されるようになれば、食欲も増進します。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ナタマメに含まれるカナバニンやコンカナバリンAには、歯周病や口臭を予防する効果がある
・ビタミンB群の1つであるナイアシンは、口内炎の症状を改善する成分
・口内環境の悩みを改善する成分であるカプサイシンは、ドライマウスの方におすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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