虫歯を予防するにあたって、普段口にする食べ物や飲み物を慎重に選ぶことは重要です。
また、虫歯に良い飲み物と聞いて、牛乳を想像される方も多いかと思います。
では、牛乳には本当に虫歯予防効果があるのでしょうか?
また、牛乳を飲むことのデメリットは特にないのでしょうか?
今回はこれらの点を解説したいと思います。
〇牛乳に虫歯予防効果があるのは本当?
結論から言うと、牛乳には虫歯予防効果があります。
具体的には、以下のような効果です。
・口内の酸を中和する
・歯の表面にできるプラークを付きにくくする
・エナメル質の再石灰化の促進
・唾液の分泌量が増える
・抗菌作用 など
虫歯を予防するには、できる限り口内が酸性になる時間を減らす必要がありますが、牛乳にはこちらの効果があります。
また、虫歯の原因となるプラークを付きにくくしたり、エナメル質の状態や口臭を改善したりといった効果も期待できます。
〇牛乳を飲むことのデメリットは?
虫歯予防効果が期待できる牛乳ですが、飲んだ後はしっかりと歯を磨かなければいけません。
なぜなら、牛乳には乳糖という糖が含まれていて、こちらがかえって虫歯の原因になる可能性があるからです。
具体的には、口内の虫歯菌が乳糖をエサにし、つくられた酸によって歯が溶け出し、虫歯になることが考えられます。
ちなみに、こちらは虫歯とは関係ありませんが、牛乳を飲みすぎると太る可能性があります。
例えば、牛乳を1日に1リットル飲むと、それだけで600kcalを摂取することになり、こちらはラーメン1人前よりも高カロリーであるため、摂り過ぎには注意すべきです。
〇適切な摂取のタイミングや量について
虫歯予防として牛乳を摂取するのであれば、朝起きたタイミングで摂取すべきです。
なぜなら、毎日朝に飲むことにより、牛乳に含まれるトリプトファンというアミノ酸の一種が睡眠の質をアップさせ、免疫力、虫歯予防効果向上につながるからです。
また、先ほど牛乳を摂取しすぎるのは良くないという話をしましたが、適切な量は1日コップ一杯分、およそ200mlです。
これくらいの量であれば、太ってしまう心配も少ないですし、栄養が偏る心配もなく、適度に虫歯予防ができます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・牛乳には、酸の中和、プラークをつきにくくするといった虫歯予防効果がある
・牛乳には乳糖という糖が含まれているため、飲んだ後はきちんと歯を磨く必要がある
・牛乳を飲みすぎると太る可能性があるため、注意が必要
・虫歯予防として牛乳を飲む際は、1日200ml程度を朝に飲むのがおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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