インプラント治療を行う際は、歯科クリニックの医師と相談しながら、患者さんの理想とする人工歯を選んでいきます。
また、このときの重要な工程として、人工歯の色選びが挙げられますが、こちらはどのような点に注意しながら選べば良いのでしょうか?
今回はこちらの点について解説したいと思います。
〇明るすぎない色を選ぶ
インプラントの人工歯の色を決めることは、シェードテイキングと呼ばれます。
こちらは、シェードガイドという人工歯の色見本を参考にしながら、およそ16種類の色味の中から、自身の希望に合った色を選択するというものです。
また、せっかくホワイトニングをするのであれば、可能な限り白く明るい人工歯を選び合いという方もいるかと思いますが、こちらの考えは正しくありません。
あまりにも人工歯が白すぎると、インプラント治療が完了したとき、周りの歯と色が違いすぎることにより、違和感のある見た目になってしまいます。
〇自然光とライトの下では見え方が変わる
インプラントの人工歯の色は、自然光とライトの下で見え方が変わってくることがあります。
例えば、白熱灯の下では白くて明るい歯に見えていたものの、外の自然光に当たると少し黄ばんで見えることがあります。
このように、照明が白熱灯の歯科クリニックでは、本当の色味がわかりません。
一方、窓があり、自然光が入ってきやすい診察室だと、色味がわかりやすく、完成したインプラントの色が想像しやすいです。
もし、自然光が入りにくい歯科クリニックなのであれば、窓際で色を見せてもらうなどして対応しましょう。
〇素材によっても色が違う
インプラントで使用される人工歯の素材は、プラスチックと陶器が混ざったハイブリッドセラミック、金属で裏打ちされた陶材であるメタルボンド、すべて陶器でできているオールセラミックなど、さまざまなものがあります。
この中でも、もっとも審美性が高いと言われているのが、オールセラミックの人工歯です。
特に、人工ダイアモンドであるジルコニアのアバットメントとの組み合わせは、光沢感や自然な白さがあり、極めて天然歯に近い色を再現することができます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラントの人工歯の色は、シェードガイドという色見本を見て選ぶ
・白すぎる人工歯を選ぶと、周りの歯との違和感が生まれやすい
・人工歯の色は自然光の下とライトの下とで見え方が変わってくる
・人工歯に使用する素材によっても、色の白さや見た目は異なる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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