子どもの口周りにおける筋肉を鍛えれば、正しい歯並びを手に入れることにつながります。
またこのようなトレーニングは、赤ちゃんのうちから親御さんが意識して実践させなければいけません。
今回は、赤ちゃんの口周りの筋肉を鍛える方法とその効果について解説します。
〇なるべく母乳を与える
赤ちゃんの口周りの筋肉を鍛えるには、なるべくミルクではなく母乳を与えることが大切です。
なぜなら、母乳を吸うという行為は口腔周囲筋の発達につながるからです。
赤ちゃんが母乳を吸う力は、大人がストローで飲み物を飲むときよりもずっと強いです。
そのため、母乳を与える機会を増やすことで口周りの筋肉が鍛えられ、口を閉じる力の向上や、歯が生えるときに隙間が広がらないように予防する働きが期待できます。
ちなみにミルクを与える場合は、赤ちゃんの吸う力に応じて、母乳のようにミルクの量をコントロールできる哺乳瓶を使用するのがおすすめです。
〇離乳食を正しく食べ与える
赤ちゃんのうちから口周りの筋肉を鍛えるためには、離乳食を正しく食べ与えることも大切です。
具体的には、赤ちゃんの口に対して真っ直ぐスプーンを入れ、口を閉じたら真っ直ぐ水平に引き抜くことを意識しましょう。
スプーンの上に乗っている食材を上顎に沿ってあげてしまうと、赤ちゃんはしっかり口の筋肉を使うことができません。
一方水平にスプーンを出し入れすれば、赤ちゃん自身が唇を閉じて離乳食を食べることができるため、口の力がついてきます。
また唇の力がついてくれば、今後口呼吸になるリスクは抑えられます。
〇おしゃぶりを使用する
赤ちゃんの口周りの筋肉を鍛えるにあたっては、おしゃぶりの使用も欠かせません。
おしゃぶりは、元々口呼吸を防止するためにヨーロッパで考案されたものです。
その他、咀嚼筋や表情筋を鍛える効果や、脳の神経細胞を活性化させる効果もあります。
ちなみにおしゃぶりを2~3歳まで使用していると、一時期はわずかに歯の噛み合わせに隙間が生じます。
ただしおしゃぶりの効果によってよく噛めるようになるため、噛んでいるうちに鼻呼吸ができていれば、4歳くらいまでには自然に矯正され、キレイな歯並びになります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・赤ちゃんの口周りの筋肉を鍛えるには、なるべく母乳を与えることが大切
・哺乳瓶の種類によっては、ミルクでもしっかり口周りの筋肉を鍛えられる
・離乳食はスプーンを水平にして食べ与えることで、赤ちゃんの口周りの力がつく
・おしゃぶりの使用は口呼吸の改善やキレイな歯並びにつながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。