歯並びと筋肉は、密接な関係にあります。
特に顔周りの筋肉に問題があると、歯並びも悪化する可能性が高いです。
また顔周りの主な筋肉としては表情筋というものがあり、こちらは主に3つの筋肉で構成されています。
今回は、3つの表情筋が歯並びに与える影響や対処法について解説します。
〇口輪筋と歯並び
口輪筋は表情筋の一種であり、名前の通り口の周りにあります。
口輪筋は、口をよく動かすことである程度鍛えられますが、逆に口を意識して動かさなければ発達しません。
また口輪筋を運動させないと、周りのつながっている筋肉にも刺激がいかず、顎の変形や歯並びの悪化を招くおそれがあります。
ちなみに口輪筋を鍛える方法としては、風船を膨らます方法がおすすめです。
風船を目いっぱい膨らまし、口から離して空気を抜いたら、再度膨らませます。
こちらを1日3分以上続けることで、口輪筋の効果的なトレーニングになります。
〇頬筋と歯並び
頬筋は、口角を外側に引き、頬を歯列に押し付ける筋肉です。
簡単にいうと頬の筋肉であり、こちらの発達が不十分だと歯並びが悪化したり、頬がたるんでほうれい線が深くなったりします。
また頬筋を鍛えるには、少し歯が見えるくらい軽く口を開き、「きー」と強く言って口角を上げます。
その後口の両端と頬を思いっきり上げた状態で5秒間微笑み、ゆっくりと元に戻します。
こうすることで、顔貌にも歯並びにも良い影響を与えられます。
ちなみに頬筋は表情筋としてだけでなく、咀嚼筋としても役割を担うため、鍛えることはとても重要です。
〇オトガイ筋と歯並び
オトガイ筋は下顎の筋肉であり、力を入れるとシワができる部分です。
突出や後退など、オトガイ筋に問題がある方は、歯並びや噛み合わせにも問題があることが多く、口を閉じられないことも考えられます。
口が閉じられないと口元の印象がだらしなく見えたり、口内が乾燥して虫歯のリスクが高まったりします。
またオトガイ筋の鍛え方としては、ゆっくり顔を上げて上を見た状態で深く息を吸い込み、下唇を上に突き出しながら「ふー」と5秒かけて息を吐く方法などがあります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・口輪筋を運動させないと周りの筋肉にも刺激がいかず、顎の変形や歯並びの悪化を招くことがある
・頬筋の発達が不十分だと歯並びが悪化したり、頬がたるんでほうれい線が深くなったりする
・オトガイ筋に問題がある方は、歯並びや噛み合わせにも問題があることが多く、口を閉じられないこともある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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