予防歯科は、歯科クリニックに通って行うプロフェッショナルケア、自宅で行うセルフケアの両方を合わせたものであり、虫歯を防ぐためには必要不可欠です。
また予防歯科を行うにあたっては、重要な3原則を意識することが望ましいです。
今回は、こちらの3原則の詳細について解説します。
〇歯にフッ素を残す
歯にフッ素を残すことは、予防歯科における3原則の一つです。
フッ素はカルシウムやカリウム、ナトリウムなどと同様に、体内に存在する物質です。
こちらには歯の表面にあるエナメル質を修復したり、歯質を強化したりといった作用があります。
そのため、できる限り歯に残すことが大切です。
またフッ素を残すためには、ブラッシングの方法を工夫しなければいけません。
例えば、なるべく長い時間をかけてゆっくりブラッシングをする方が、フッ素は残りやすいです。
その他、ブラッシング後のうがいを少量の水で行うことにより、フッ素がすべて洗い流されるのを防げます。
〇プラークを除去する
予防歯科で意識したい3原則としては、プラークを除去することも挙げられます。
プラークは、食べカスや細菌などがかたまって歯に付着したものです。
こちらは虫歯のリスクを上昇させるだけでなく、歯周病や口臭といった他の症状のリスクも高めます。
またプラークをできる限り除去するためには、自身に合った歯ブラシや歯磨き粉を選ぶことが大切です。
歯ブラシについては、ヘッドの大きさや毛の硬さ、握りやすさなどのポイントをチェックし、歯磨き粉は薬用効果があるものを選びましょう。
〇細菌を増やさない
予防歯科における3原則としては、細菌を増やさないことも挙げられます。
口内で細菌が増加すると、虫歯の原因となるプラークが生成されます。
また、プラークはある程度唾液によって洗い流されますが、就寝中は唾液の分泌量が減少します。
そのため、唾液の自浄作用が薄れ、口内の細菌は増加しやすくなります。
就寝中の細菌を増やさないようにするには、殺菌剤が含まれているデンタルリンスを就寝前に使用するのがおすすめです。
就寝前にデンタルリンスで口をすすぐことで、唾液の量が少なくても効果的に細菌を減少させてくれます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ブラッシングを工夫し、なるべく歯にフッ素を残すことで予防歯科につながる
・ブラッシングを行う際には、できる限りプラークを除去することが大切
・就寝中は唾液の分泌量が減るため、細菌を増加させないようにデンタルリンスを使用すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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