口内のトラブルは、歯だけでなくそれを支える歯茎でも起こることがあります。
また歯茎の症状といえば、腫れや出血などがよく知られていますが、場合によっては歯茎がムズムズしてかゆくなることがあります。
今回は、このような症状が出る原因と対処法を中心に解説します。
〇歯茎がかゆい原因のほとんどは歯周病
歯茎のむず痒さを感じる場合、その原因のほとんどは歯周病です。
歯周病を発症しているということは、言い換えれば歯と歯茎の間に細菌が侵入し、炎症を起こして腫れているということになります。
またこちらの炎症の一つの症状として、かゆみが生じることがあります。
ちなみに歯周病によるかゆみやムズムズといった症状については、まだ歯周病が初期段階であることを表しています。
しかし、放置していると徐々に症状が悪化し、最終的には歯の動揺や脱落などにつながるおそれがあります。
〇歯茎がかゆい時の対処法
歯茎のかゆみを一時的に抑えるには、まずうがい薬の使用が有効です。
うがい薬で歯や歯茎をすすぎ、消毒することで、歯周病菌の活動を抑えかゆみも軽減させられます。
またブラッシングを行うことも、むず痒さがある場合には効果的です。
歯と歯の間、歯と歯茎の境目などを丁寧に磨くことによって細菌の塊を除去すれば、ある程度かゆみは治まる可能性があります。
さらに、アレルギーの原因になるものを避けることも重要です。
歯茎のかゆみの原因は大半が歯周病ですが、稀に歯磨き粉や食べ物などが原因でアレルギー症状を引き起こし、かゆみにつながっているケースがあります。
〇歯周病以外で歯茎がかゆいケースについて
歯周病以外で歯茎がかゆいケースとしては、先ほど少し触れたアレルギー症状の他、詰め物や被せ物が合っていないことも挙げられます。
合っていない詰め物や被せ物は、食べ物が引っかかったり、デンタルフロスや歯間ブラシが引っかかったりする原因になります。
このような刺激によって歯茎が腫れてしまうと、かゆみやむずむず感として現れることがあります。
またストレスが溜まると口内が乾燥し、歯茎の粘膜が痛んでむず痒さにつながることも考えられます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯茎のむず痒さを感じる場合、その原因のほとんどは歯周病
・かゆみやムズムズといった症状については、まだ歯周病が初期段階であることを表している
・歯茎のかゆみを一時的に抑えるには、うがい薬の使用やブラッシングが有効
・詰め物や被せ物が合っていない場合も、歯茎のかゆみにつながることがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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