新潟市西区の歯医者、新潟西歯科クリニック|ブログ

【新潟の歯医者で歯周病治療】更年期に歯周病のリスクが高まる理由

歯周病は日本人全体のおよそ8割が罹患していると言われていることから、ただでさえ発症する可能性が高いのがわかります。

またある程度年齢を重ね、更年期に入った方は、より歯周病を発症しやすくなります。

今回は、更年期の歯周病のリスクが高まる理由や、更年期の歯周病予防法などを解説します。

〇更年期の概要

更年期とは、一般的に女性が閉経を迎える前後の各5年、つまり40代後半~50代前半までの10年間を指しています。

こちらの時期は、心身の変化が現れやすく、自律神経失調症状や精神神経症状などが多く見られます。

自律神経失調症状としてよく見られるのは顔のほてりであり、こちらはホットフラッシュとも呼ばれます。

また精神神経症状としては倦怠感やうつ、不眠などが該当します。

さらに更年期に突入すると、歯周病のリスクも高まることがわかっています。

〇更年期に歯周病のリスクが高まるのはなぜ?

更年期になると、女性ホルモンが減少します。

こちらは具体的にはエストロゲンと呼ばれるもので、思春期を経て性成熟期でピークを迎え、更年期には大きな減少が見られます。

また女性ホルモンが減少すると、免疫応答の変化で歯茎に炎症が起こります。

歯茎の炎症は、歯周病の代表的な症状の一つです。

さらに、更年期の方は歯を支えている歯槽骨が脆くなったり、歯茎が痩せたりすることもあります。

ちなみに、女性ホルモンの減少は唾液量の減少にもつながり、こちらも歯周病とは深い関係があります。

唾液の量が少なくなると、口内の食べカスやプラークをしっかり洗い流せないため、必然的に歯周病を発症しやすくなります。

〇更年期における歯周病の予防法

更年期の歯周病を予防するには、ブラッシングや定期検診が大切ですが、食生活の改善にも力を入れましょう。

更年期には食欲不振や吐き気なども起こりやすく、ついつい栄養不足になりがちです。

そのため、食事からカルシウムやビタミンDなど、歯周病予防に効く栄養素を摂取するように心掛けましょう。

また更年期にはストレスも溜まりやすくなるため、毎日リラックスする時間を設けることをおすすめします。

ストレスが高まると自律神経の乱れが生じ、唾液量の減少や歯周病につながります。

〇この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・更年期とは、一般的に女性が閉経を迎える前後の各5年間を指す

・更年期に入り女性ホルモンが減少すると、歯茎の炎症や歯槽骨、歯茎の弱体化につながる

・女性ホルモンの減少は唾液の分泌量も減少させ、歯周病のリスクを高める

・更年期の歯周病を予防するには、徹底した食生活の改善とストレス管理が重要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺や「新潟大学前駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、新潟西歯科クリニックへお問い合わせ下さい!

スタッフ一同、心よりお待ちしております。