歯の生え変わりは、子どもにとっての一大イベントです。
やわらかい乳歯からたくましい永久歯に生え変わることで、子どもは見た目的にも機能的にも大人の階段を上ることになります。
今回は、そんな子どもの歯の生え変わりについて、親御さんが抱きやすい疑問にお答えしていきます。
〇歯が生え変わる一般的なタイミングは?
子どもの歯が生え変わる一般的なタイミングは、5~6歳から12歳くらいです。
具体的には下の前歯から抜け始め、次に上の前歯、奥歯と徐々に生え変わっていきます。
ただし、生え変わりのタイミングは個人差が大きいです。
遅ければ15歳くらいまで生え変わりが続くこともあります。
また前歯から奥歯へと抜けていく順番も、すべての子どもで同じとは限りません。
そのため、他の子と違うと心配する親御さんも多いかと思いますが、時期や順番はそこまで気にする必要はないと言えます。
〇生え変わりのときに子どもが痛みを感じる場合は?
乳歯から永久歯に生え変わるとき、子どもが痛みを感じるケースがあります。
こちらは初めての感覚への恐怖心と驚きから、痛みに敏感になってしまうことが原因です。
痛みを感じるのはよくあることなので、程度によってはそれほど心配する必要はありません。
ただし明らかに痛みが長く続いたり、食事のたびに痛がって食べられなかったりする場合は、歯茎の炎症が起きている可能性があります。
そのため、なるべく早く歯科クリニックを受診しましょう。
ちなみに、乳歯の生え変わりの際には、永久歯が乳歯の根を溶かしながら成長していきます。
乳歯は根がほとんど溶けた後、自然と抜け落ちるため、一切痛みを感じない子どももいます。
〇乳歯が抜けるときに歯の根っこが残った場合はどうなる?
乳歯は永久歯に比べてやわらかいため、抜けるときに割れてしまうと、歯の根っこがそのまま歯茎に残ってしまうことがあります。
しかしこのようなケースでも、基本的にはそのまま様子を見て問題ありません。
そもそも永久歯は乳歯を溶かしながら生えてくるため、残った歯の根っこは永久歯が生えるタイミングで自然に溶かされていく場合がほとんどです。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・子どもの歯が生え変わる一般的なタイミングは、5~6歳から12歳くらい
・生え変わりの時期や順番には個人差があるため、そこまで気にする必要はない
・痛みに敏感な子どもは、生え変わりのときの痛みを感じることが多い
・乳歯が抜けるときに歯の根っこが残っても、永久歯が生えてくれば自然に溶かされる可能性が高い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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